THE BEST OF
DIE 12 CELLISTEN DER BERLINER PHILHARMONIKER
曲目
01グレン・ミラー:ムーンライト・セレナーデ
02ヘンリー・マンシーニ:「ピンク・パンサー」のテーマ
03スピリチュアル(黒人霊歌):誰も知らない私の悩み
04フアン・ティゾール/デューク・エリントン:キャラヴァン
05ハーマン・ハプフェルド:時の過ぎるまま
06ジョージ・シアリング、ジョージ・ワイス:バードランドの子守唄
07ジェームズ・ホーナー:「タイタニック」メイン・テーマ
08ミシェル・ルグラン:風のささやき
09レノン=マッカートニー:イエロー・サブマリン
10レノン=マッカートニー:フール・オン・ザ・ヒル
11アストル・ピアソラ:フーガと神秘
12バート・バカラック:サウス・アメリカン・ゲッタウェイ
13ヴィルヘルム・カイザー=リンデマン:12人のためのボサ・ノヴァ(ブラジル風変奏曲)
14アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
演奏:ベルリンフィル12人のチェロ奏者
Ludwig Quandt
Martin L?hr
Olaf Maninger
Richard Duven
Christoph Igelbrink
Rachel Helleur
Sol??ne Kermarrec
Stephan Koncz
Martin Menking
David Riniker
Nikolaus R?misch
Dietmar Schwalke
Knut Weber
Olaf Maninger
Richard Duven
Christoph Igelbrink
Rachel Helleur
Sol??ne Kermarrec
Stephan Koncz
Martin Menking
David Riniker
Nikolaus R?misch
Dietmar Schwalke
Knut Weber
録音:(1)~(4)2002.1 (5)~(8)(14)2004.1,4 (9)(10)82. 11
P:ステファン・ジョンズ
E:マイク・クレメンツ
東芝EMI TOCE55686

このアルバムは、調べるとどうも日本だけで発売されたもののようです。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ・セクション全員で構成されるアンサンブルで、1966年のベルリン・フィルの日本公演旅行中、チェロ四重奏がNHKなどで演奏したのを機に活動を開始、72年のオーストリア放送協会の依頼でザルツブルクでクレンゲルの《讃歌》を演奏した際に“12人のチェリストたち”を名乗って正式に誕生しています。翌73年に早稲田大学大隈講堂で初の完全プログラムによる演奏を行ない、以来、音楽外交使節や世界平和などにも貢献しています。ベルリンの壁崩壊直後の1990年にヴァイツゼッカー大統領より、天皇陛下への皇位継承のお祝いとして遣わされるなど、日独の親善大使としての役割を担っています。ベルリン・フィル歴代の指揮者とともに世代交代を経験しながら輝かしい足跡を残しています。
ベルリンフィル12人のチェリストたちは、ベルリンフィルの音楽の要となるチェロ・セクション全員が参加するため、同楽団のオフシーズンのみ活動可能なアンサンブルです。同楽団の“今”を象徴する存在ともいえます。今年の夏も来日していて、その素晴らしいアンサンフセルを披露しています。そんなこともあり、過去14回の東京公演はすべてチケット完売を誇っています。
以前このユニットについては「ムーンライト・セレナーデ」というオリジナルアルバムを取り上げています。このアルバムはコンピュレーションなんですが、彼らのHPのディスコグラフィを見ても含まれていません。欧米では6枚組のボックスセットが発売されているようですが、こんなに人気のある日本では何故か発売されていないという不思議な現象もあります。
ここでは、彼らの代表的なアルバムから日本で受けそうな曲目をピックアップして収録しています。このCDの1~4曲目までは先の「ムーンライト・せれナーデ」に収録されている曲です。上の12人のメンバーもこの時のものを使用しています。オーケストラの奏者ですからかなり入れ替わりが激しいです。
今回、カテゴリーをイージー・リスニングで記事をアップしていますが、正にポップス色の強い演奏ですし選曲です。下の映像は、「マシュケ・ナダ」と「ピンクパンサー」を演奏しているものです。
こういうポップスものの演奏は編曲が命ですが、いかにもチェロのテクニックと音色を知り尽くしたアレンジで、聞いていて楽しいので、コンサートではもっと盛り上がるんでしょうなぁ。
で、チェロのアレンジでは締めはやはり、「リベラ・タンゴ」なんでしょうなぁ。