番外編 今も残るレコードたち | geezenstacの森

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バック・トゥー・1977 最初の海外旅行 18
 
 本編は17で終了していますが、ここでは当時の旅行で購入したレコードをピックアップすることにしました。何分にもレコードからCDに切り替わった時、一度処分していますから今残っているのはその一部です。
 
 
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 今回の旅の目的の一つはレコードの収集というものであり、それについては自由分満足のいくものでした。1ヶ月にも及ぶ旅行で、いく先々でその都市のレコード店に顔話出しています。レコードについては所蔵リストを作っていますので、どこで購入したのかは一目瞭然です。旅行記の中では、イギリスではHMVを取り上げていますが、実際には値段が高かったので、一番購入していたのは「Ron's Music」というショップでした。そして、次に購入していたのが写真のシールの貼ってある「OURE PRICE」というショップです。「Ron's Music」はそこだけで購入したものをその場でパッキングしてもらって、すぐ郵便局へ持ち込んでいます。

 
 大学時代には郵便局でバイトをしていましたので、大都市の駅近くには主要郵便局があることがわかっていましたし、個人での輸入もしていましたから船便で送ることには何の躊躇もありませんでした。
      
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 これはフランスの「Pygmarion」で購入しています。日本でもRVCから発売されていた「フォーリ・ムジカーリ」シリーズの一枚です。フランス盤は豪華見開きジャケット仕様です。F22.5で購入しています。
 
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 これがイギリスの「Our Price」で購入したものです。£1.91ですから800円ぐらいでしょう。クーベリックはこの時代CBSにモーツァルトを録音していましたからDGGにこんな録音があるとは知りませんでした。
 
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 これはイギリス「W&W」で購入したものです。イギリスではコンサートホール盤はショップで大々的に扱っていました。これはのちのNAXOSにも言えることですが、良いものは良いと価値がわかっているのでしょう。なんとわずか50P、200円ちょっとです。日本では考えられません。
 
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 イタリアの駅前の店で購入したもので、ニューヨークフィルとのベト7です。これは1936年の録音です。人によってはNBCよりも良いといわれているので、手を出しました。リストでは800リラで購入しています。多分これも、200円前後でしょうね。こういう値段を見てくると、日本のレコードがいかに高かったかわかろうというものです。
 
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 イギリスのCBSの廉価盤、ハーモニーシリーズの一枚。オーマンディ/フィラデルフィアのレコードが大量にこのシリーズに投入されていました。
 
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 ドイツはケルンで購入たポール・クエンツのヴィヴァルディです。2枚組でDM15.00ですから1,200円といったところでしょう。
 
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 ミュンヘンのシャルプラッテというところで購入しています。サファイアなんてレーベルは知りませんでしたが、ギュンター・ヴィッヒの名前に惹かれて買った一枚です。
 
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 アンチェルのショスタコ第7番「レニングラード」です。なんと1枚のレコードに全曲が収録されています。
 
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 アメリカ本国よりも貴重なイギリスプレスのターナバウトです。ブレスはデッカが行っていました。ヤーノシュ・フュルストはハンガリー出身のヴァイオリニストから転向した指揮者で、バンベルク交響楽団を指揮しているという珍品です。
 
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 スタインバーグにブルックナーなんてあったかしら?といぶかしくも手を出した一枚です。ボストン響の常任時代の録音だったんですなぁ。
 
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 ここからはPOPSです。EMBASSYはCBSの廉価レーベルです。バディ・デ・フランコの指揮するグレンミラー楽団のご機嫌な演奏が聴けます。デ・フランコ時代は長くないので貴重な一枚です。500円ほどでした。
 
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 フランスの「FNAC」で購入したポール・モーリアの2枚組です。これはフランスオリジナルの2枚組です。
 
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 これこそ本場の強みです。バルセロナで見つけた「ワルド・デ・ロスリオス」の3枚組のボックスセットです。スペイン・ヒスパボックスのオリジナル盤です。これを見つけた時は驚喜しました。今でも愛聴しているセットです。
 
 まあ、今でもこういったレコードが手元に残っています。