旅の締めくくり | geezenstacの森

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バック・トゥー・1977 最初の海外旅行 17
 
 パリは最後ということで、観光に買い物に目一杯時間を費やしました。ロンドンでも結構地下鉄に乗ったのですが、パリの移動は全て地下鉄でした。
 
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凱旋門
 
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ノートルダム寺院
 
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エッフェル塔
 
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オペラ座
 
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ムーランルージュ
 
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ルーヴル美術館
 
 今はどうか知りませんが、当時はルーヴル美術館は日曜日は無料でした。ということで、13日にはこのルーヴルに出かけています。今のようにピラミッドはありません。堂々と正面玄関から入場したはずです。そして、そのすぐ右ウィングに「ミロのヴィーナス」が展示されていました。
 
 当時は美術にそれほど興味があるわけでなく、教科書で知っていた程度ですが、それでもその教科書に載っている作品があれも、これも展示されている様は圧巻です。昨年、大塚国際美術館でそれらの作品と再会しましたが、代表作はそこに全部揃っていると言って過言ではありません。
 
 ダ・ヴィンチの代表作「モナ・リザ」をはじめ、「サモトラケのニケ」、巨大な「ナポレオン一世の戴冠」、「民衆を導く自由の女神」などなどが展示されています。この小生が訪れた1977年にはミレーの「落穂拾い」や「晩鐘」もここに展示されていました。個人的にはミレーが好きだったのでその作品の前で一番長く眺めていました。調べるとこれらの作品は1986年に「オルセー美術館」に移管されているようです。
 
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 まあ、おきまりのように、仲間たちとエッフェル塔や凱旋門、ムーランルージュなんかに出かけていますが、パリが最後のレコードの購入場所ということもあり、ここでも、あちこちに足を運んでいます。パリには「FNAC」という総合カルチャーストアーがあります。ここでしこたまレコードを買ったのを覚えています。お国柄なんでしょうか、バテ・マルコニやエラートのアルバムが大量に並んでいたのを覚えています。そして、最後には旅行で使った衣料品やお土産などは全部船便で郵便局から発送し、最後はバックパックのカバンの中はレコードで埋まっていました。
 
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 旅の最後はツアーの集合地点の「ペンタホテル」へ向かいます。ここは当時再開発が進んでいたセーヌ川の西側でブローニュの森の近くになります。どうも調べると現在はメルキュールホテルに変わっているようです。ここで、ツアーの一行は集合で一ヶ月ぶりの再会を果たします。
 
 当時はここからオルリー空港へ向かっています。15日の9時にオルリー空港から英国航空のBE007便でひとまずロンドンに向かっています。この時乗ったのはボーイング707という機種です。
 
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 時差の関係で9時に出発してヒースローには9時についています。そして、10:35発のモスクワ経由東京行きのBA996便に搭乗しています。この飛行機はモスクワ着17:10で、給油後18:20に離陸しています。
 
 今回の旅行は行きはアンカレジ経由だったということで、一応地球を一周するルートを取ったことになります。有り体に言えば30日間世界一周といったところでしょうか。このBAの帰りの機内食のメニュー表が残っていました。
 
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 英国航空なのに飲み物がコーヒーになっているのは解せませんな。でも、実際にはコーヒーを飲まない小生は紅茶を、それもミルクティーを頼んでいます。昼食のメニューに大阪鮨というものがありますが、これは多分押し鮨であったと思います。こちらの方が日持ちがしますからねぇ。
 
 そんなこんなで、無事3月16日東京は羽田空港に9:50分に到着しています。入獄審査では当然バックの中身がほとんどレコードだったので、身の回り品はどうしたとか、なんでこんなにレコードばかりなのかしつこく聞かれています。初めての海外旅行なのにこんなものばかりなのでは不思議がられて当然ですわな。