閑話休題 | geezenstacの森

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バック・トゥー・1977 最初の海外旅行 9

 今回40年以上も前の旅行記が書けるのは、偶然にも残っていたスケジュール表がお袋の元から発見されたことがきっかけですが、そういえばと探したロフトに放り込んであったボックスに当時のパンフレットやら写真が大量に見つかったからです。

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これでもかなり処分してしまっています。一番重宝したトーマスクックの時刻表はありませんし、あちこちの入館チケットやコンサートの半券、切符類もすべて残っていません。写真類も散逸しているものがかなりあります。パンフレット類が比較的残っているのは、レコード類や本を現地から船便で送るとき、緩衝材として挟み込んであったからでしょう。そういう点では、レコードも本もしっかりとした旅の思い出です。この旅行の間だけで多分200枚ほど買い込んでいます。イギリスでは、まとめて買ったら店でパッキングまでしてくれ、後は郵便局まで持っていくだけでした。

 この旅行記を書いている途中でも新しい資料の発掘がありました。何気に開いた本の間から列車のタイムテーブルが出て気ました。ドイツの鉄道は几帳面で、どの列車にもタイムテーブルが置いてありました。下はミュンヘンからフランクフルトまで乗車したD626の1977年2月のタイムデーブルです。

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 三つ折のタイムテーブルで、8:26分にミュンヘンを出発し、ニュルンベルグ、アシャッフェンブルグを経てフランクフルトに向かっています。この後はコブレンツ、ボン、ケルン、デュッセルドルフから終点ドルトムントへ行きます。

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 で、本はこんなものを買っています。

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 いうなれば趣味の三本柱、歴史、音楽、映画という範疇の本ばかりです。唯一の例外は「人間とパンダ」と題された左端の本ぐらいでしょう、新しく発見した資料は、その右隣の「British Musiam Gide」という本の間から出てきました。このガイド本を除いてほかはすべて、「WORDS & MUSIC」というチャリング・クロス・ロードにあった店で買っています。ミキス・セオドラキスはギリシャ出身の映画音楽の作曲家、それと共に「晩年のストラヴィンスキー」があるのは昔から傾注していたんでしょうかねぇ。左端下は映画「逢引」のノベライズ本です。

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 もうひとつ出てきたのが、大英博物館の企画展の資料です。ちょうど訪れた2月4日から6月19日まで「日本画とその作品」-岸駒、
谷文晁に学ぶ」という企画展が開催されていました。その作品を紹介するレジメです。えらい、マニアックな企画ですし、タイプライターで印刷されているというのがいかにも時代を感じさせます。