3日の文化の日は、先日に続き「めいおん音楽祭」に出掛けてきました。この日は、祭日とあって朝から結構賑わっていました。最初の30周年記念コンサートは午前11時からという早いコンサートでした。
現在ではプロとして活躍している卒業生ですから聴きごたえがあります。圧巻はソプラノの大田亮子さんでした。体格もそうですが、オペラのプリマドンナを務めても見劣りしない声量で、会場中に声が響き渡っていました。残念なのはマスカーニの作品は原語歌唱だったのですが、意味が分からなかったことです。プログラムに歌詞が無いので、感覚としては肉声に圧倒されたということです。
記念コンサートの後は、直ぐに「アカペラ・コンサート」に移動です。こういう感覚は「ミニ・ラ・フォル・ジュルネ」ですな。(^▽^;)
ただ、コーラスとしてのア・カペラを期待したのですが、ボーカルは一人だけで、他はアンサンブルに回るというスタイルで重厚なハーモニーを期待した分、ちょっと肩すかしを喰った感じでした。そして、歌われた曲も世代を繁栄してか、アニメソング中心ということで、聴き手と世代のギャップがあり、自己満足で終わっていたのが残念でした。
上の二つのコンサートは入場無料でしたが、下のコンサートは事前申し込みが必要なコンサートでした。いかに人気があるかが解ります。このコンサートは建物の12階でのもので、ここからは名古屋駅前が一望出来ます。ここのホールは何度も訪れていますが、今回は入り口がいつもの北側からではなく、南から入場ということでビックレしました。
曲目としてはジャズの王道といわれる曲が並びます。ところで、このオーケストラ、専科のオーケストラではありません。他に得意な楽器があり、サブとしてこのジャズ・オーケストラに参加している学生が多いというのも特徴です。そういうメンバーを率いるのは教授の渡辺勉氏です。そして、今回は「オバタラ・セグンド」を率いる中路英明氏がゲストとして参加していました。この中路氏は「熱帯ジャズ団」にも参加していますので、こちらの方で先に知っていました。トロンボーンでは日本を代表するミュージシャンです。
中路氏と学生のコラボでの演奏もありました。渡辺氏のトークも冴えて、約2時間のコンサートは午後の一時にとても楽しい時間を共有出来ました。今回は大学の企画の演奏会でしたが、行政からの要請で、来年の3月3日にもコンサートが企画されているようです。仕事を調整して、是非とも出掛けたいものです。