家族揃っての初詣は岐阜の「清水寺」 | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

イメージ 1

元旦の初詣は、夫婦での散歩がてらのものでしたが、三年越しのリベンジで美濃国の清水寺と呼ばれている関市にある「高沢観音(日龍峰寺)」へ出掛けてきました。

写真でも分かる通り、檜舞台の上に本殿があります。2014年の訪問時は降雪の後で、恐る恐るの参拝でした。今回は天気は快晴で、余り話題にもなっていなかったので、混んでいないだろうという読みで、妻の運転で出掛けました。

イメージ 19

関市といっても、峠を越えれば美濃市という山間にあります。麓に山門がありますが、今回はもう少し登った先の駐車場に車を止めました。

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

ここからは、少し登るだけで鐘楼にたどり着けます。鐘楼には自由に登ることが出来、鐘を撞くことが出来ます。小生も、一発撞かせてもらいました。いつまでも響く余韻が素晴らしいですな。

イメージ 6

イメージ 7

鐘楼から本堂に続く道沿いに「多宝塔」があります。鎌倉時代の尼将軍「北条政子」が建立したという多宝塔は、建久5年の建造で岐阜県下で最古のものです。

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

本堂を支える木の土台は檜造りで石垣の上に組まれています。ここから登りますが、ぎしぎしきしみスリル満点です。上から見るとこんな風景です。とても大人の足では降りれません。

 仁徳天皇の昔、飛騨の両面宿儺の開基と伝えられ、更に行基菩薩が伽藍を整えたと伝えられています。鎌倉時代尼将軍政子の時、降雨祈願の霊験あらたかにより伽藍再興され、地方の大寺として盛んでありましたが室町末期の戦乱にあって焼失、地場の豪族、佐藤氏よりの復興をへて江戸時代には尾張藩の保護を受け、本堂は寛文11年(1671)に再建されています。

イメージ 18


イメージ 15


イメージ 16


イメージ 17


イメージ 11


本堂になります。普段は閑散としていますが、さすが正月です。普段は開帳されていない本尊の千手観音を拝むことが出来ました。参拝客も多く、甘酒が無料で振舞われていました。

イメージ 12


イメージ 13


イメージ 14


イメージ 20

本堂の左右には「大黒様」と「びんずる様」の像が鎮座していました。また、天井には弁天様も描かれています。本堂は舞台作りになっていて、本家の清水寺ほどではありませんがスリルがあります。ここからの眺めは絶景です。

イメージ 27

本堂の裏には「みたらしの霊水」=水かけ地蔵という湧き水があり、柄杓で水を汲んで奥のお地蔵さんに水をかけると、眼病、子授け、ぼけ封じに良いそうです。

イメージ 21


イメージ 22


イメージ 23


イメージ 24


イメージ 25

本堂の横にある「籠堂(こもりどう)」です。懸造りが複数存在する寺院はいくつかあるが、ここまで綺麗に並ぶのは珍しいのではないでしょうか。こちらも正月は公開されていて、仏像の他多くの信者が奉納した額や絵が掛けられていました。また、こちらも天井絵がびっしりと描かれています。

イメージ 26

境内では土産物もうっていますが、珍しく射的が開いていて、子供連れで賑わっていました。


追記

ここで、今年初めての御朱印をいただきました。右上の印には、美濃の清水 北条政子ゆかりの寺と記されています。

イメージ 28