ただ、公開時間が限られていてので、これはと思う所だけに絞りました。

最初に訪れたのは、以前取り上げた「養念寺」です。「烏が池」があるところでです。寺の門徒から尾張徳川家の第三代藩主綱誠の側室で、七代藩主宗春の母となった「宣揚院」がいることで、保護を受けた寺です。寺には玄関があるのも格式を感じさせます。

そんなことで、「宣揚院」所用の膳椀が残されています。

次は「禅隆寺」です。ここも、八代、九代藩主の生母の菩提寺で、本堂の前には枯山水の庭園があります。残念ながら、今年は紅葉が遅れていて、色合いが不足していました。

本堂も立派なんですが、その奥にある「霊廟」には素晴らしい天井画がありました。ここは、この日しか公開されていません。

ここは、創建当時の山門が残っています。

もう一つの寺は、「貞祖院」です。清洲越えで名古屋に移ってきた寺ですが、天明の大火で焼失し、建中寺の霊廟を譲り受けて、これを本堂として使っています。


今回は、徳川秀忠が書いた手紙も公開されていました。
