泊まったホテルの部屋は最上階のツインルームです。部屋はそれほど広くはありませんでしたが、暖炉のオブジェはあるし風呂は広くてジェットバスタイプでした。これは気持ちよかったです。部屋からは建仁寺の建物が望めます。

ぐっすりと眠れ、朝食は開始の7寺半に一番乗りです。小生は先きに掲載したおばんざいの和食でしたが、妻はパンとコーヒーをチョイスしました。さあ、準備ができたら嵐山に向けて出発です。昨日乗る停留所でミスをしたので、この日はリベンジです。昨日の要領で四条京阪前から乗車です。正解でした。バスは三条から再び四条河原町へ戻るというルートで嵐山へ向かいます。この11系統で太秦映画村へも行くことが出来ます。事前にバスの時間を調べて8時37分のバスで約50分で嵐山へ到着します。




朝9時半頃の渡月橋はまだ空いていました。修学旅行の学生の姿をちらほら見かけるだけです。この嵐山側を歩いていると「琴きき橋」の石柱が建っています。何だこれはと調べて見るとどうも胡散臭い石柱のようで、存在自体が怪しいもののようです。平家物語に由来するようですが、「琴きき橋」自体は、平家物語には登場していませんからね。
さて、ひんやりした空気を感じながら渡月橋を渡ります。渡った先きの中之島は嵐山公園になっています。まだ10寺前なので店も開いておらず、静かな時間が流れます。この中之島側からパノラマの写真を撮ってみました。


もう一つの渡月小橋を渡った右手には遊覧船が何艘も舫われています。で、橋の脇に道標がありました。元々は西芳寺の道標だけだったようですが、何故か現在は色々な表示がありこんがらがります。




嵐山側に戻って竹林を目指して歩きます。最近「スマスマ」でこの竹林は朝の早い時間に訪れるのがベストと紹介されたこともあり、観光客には渡月橋より竹林の方が人気があるようです。そういえば、途中から乗車して来た外国人も、このバスは「バンブー・フォレスト」に行くのかなどと盛んに運転手に聞いていましたっけ。こちら側にも道標を見つけました。ここが竹林の入り口になります。少し進んだ右手に和歌を詠んだ石の庭があります。多分最近で来たものではないでしょうか。まだガイドブックにも載っていません。




中々風情のある石の庭ですが、観光客で興味を持って眺めていたのは小生たちだけのようで、他の観光客は皆素通りでで竹林を目指しますす。まあ、そのほとんどが中国人のツアー客でしたから無理もありませんけどね。


期待した竹林ですが、もはや感動にはほど遠いスポットになりさがっています。何しろ観光客がぞろぞろ列をなして歩いているので、侘び寂びの風情を感じることは出来ませんでした。この朝の早い時間はそのほとんどが外国人ツァー客です。その話し声や写真撮影で賑やかしいこと!!とたも、竹林の全集の干支にそよぐ調べを鑑賞出来る雰囲気ではありませんでした。そんなことで、そそくさと竹林散策は諦め、天龍寺に入ることにしました。そう、この竹林の途中に北門があり、そこから天龍寺に入ることが出来るのです。
天龍寺に出掛けたら、この北門から「百花苑」を訪れることをお勧めします。ということで続きます。