わが町の郵便局のポスト | geezenstacの森

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わが町の郵便局のポスト

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 暫く地元の郵便局に顔を出していなかったのですが、最近前を通りかかったら郵便局の入り口横に新しい郵便ポストが設置されているではありませんか。近代的な四角いポストも駐輪場横にそのまま設置されていますが、この旧式の赤い丸いポストの方が俄然目につきます。そして、そのポストの上に龍の頭の宝船に乗った七福人が鎮座しているではありませんか。この置物、高さ約30センチの常滑焼で出来ています。

 この郵便局は需要が無くなった地元の公設市場が取り壊された跡地に建てられたもので、今年で20周年になります。そんなことで、地元の活性化と町起こしのために開局した月の文の日にあわせて設置されたものです。丸形ポストは正式には「郵便差し出し箱1号丸型」といい、全国でも数は減って来ていますが、地元名古屋でも数カ所を数えるだけです。

 このポストは1949年製で、東京鋳物株式会社の製造になる物で、2012年までは千葉県鎌ケ谷市軽井沢町で使用されていたものを、移転・復活させたものです。地元に因んで「福徳ポスト」と命名されています。そんなことで七福人はお似合いです。このポストに投函された郵便物もちゃんと集配してくれます。こんな飾りのついた丸形ポストは日本広しといえどもここだけではないでしょうか。と、思って検索したら、名古屋にはもう一つ、同じようなポストがありました。こちらはその名も「開運ポスト宗春」です。色は名古屋の金鯱に因んで金色です。もちろんポストの上に鎮座するのは 尾張七代目藩主「徳川宗春」です。

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 そうそう、この福徳局の風景印もこの宝船をデザインされたものに一新されましたよ。なんだか手紙を出すのが楽しくなります。

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左→旧図案・・・矢田川橋緑地、河川噴水、名古屋城を描く。1994.8.22~2014.8.21
右→新図案・・・局前の丸型ポストとその上に設置された縁起の良い七福神を描く。2014.8.22使用開始