フラワーパーク江南は、国営木曽三川公園三派川地区の一角、愛知県江南市の木曽川沿いにある国営木曽三川公園11番目の拠点です。正式名称は「国営木曽三川公園江南花卉園芸公園」であり2007年(平成19年)10月6日に開園しています。今年の春までまったく知らなかった施設で、もう一度行きたいと思っていた場所です。最初は一人で来たのですが、今回は妻と二人で訪問して、改めてゆったり散策出来る施設で大人の遊びを満喫出来ます。
唐辛子



秋のシーズンということで、カップルやらオバタリヤンらが多数来園していました。一つ失敗したのは飲食の施設が土日以外はやっていないので、ピクニック気分で弁当持参でくる方がいいでしょう。で、ゲストハウスとしての「クリスタルタワー」の左手に市民花壇があります。その一角には「キッチンガーデン」があり、色々な野菜が植えられています。
そんな中で唐辛子の花を初めて見つけました。唐辛子はナス科トウガラシ属なんですなぁ。唐辛子は英語で「Red pepper」ですが、これはコロンブスがアメリカ大陸から持帰ったときに胡椒(こしょう)と間違えてペッパーと呼んだことからそう呼ばれているそうな。
高菜
そんな中で唐辛子の花を初めて見つけました。唐辛子はナス科トウガラシ属なんですなぁ。唐辛子は英語で「Red pepper」ですが、これはコロンブスがアメリカ大陸から持帰ったときに胡椒(こしょう)と間違えてペッパーと呼んだことからそう呼ばれているそうな。

もう一つ見かけたのが、「高菜」です。これはアブラナ科アブラナ属の越年草で、カラシナの変種だそうです。カラシナの変種で、その中で葉が大きく多肉性で切れ込みが少ないものがタカナと呼ばれるようになりました。小松菜、広島菜、野沢菜も皆この仲間です。写真は赤大葉高菜です。本種の緑色系の青高菜とアントシアンと呼ばれる色素をもち赤紫色になるのが赤大葉高菜になります。

花の形からオクラの花にそっくりなのでアオイ科の植物とは分りますが、茎が赤く花の蕾も赤いのでこれはなんだろうと調べたら、「ローゼル」に行き当たりました。アオイ科フヨウ属の一年草または多年草でインドからマレーシアが原産ですが、今では広く熱帯地方で広く栽培されているようです。この時期から花が咲き、花色は写真のように、赤みがかったものとクリーム色のものがあり、花後は果実を包む鮮やかな紅紫色の萼(がく)が厚く肥大し、これを乾燥させたものがハイビスカスティーの原料となります。また、欧米では砂糖で煮てジャムにするそうです。

サルビアと言うと一般には赤い花というイメージがありますが、サルビアは広い意味では『シソ科サルビア属』の植物すべてを指し、ハーブとして知られるセージ(薬用サルビア)もその仲間に入ります。その総数は500種以上と言われています。まあ、そんなサルビアが今色々と咲いています。最初は「サルビア-パテンス」です。空色または青色の大きな花が美しいサルビアです。花は1枝に2~5輪程度しか咲きませんが、花は大きく長さ4cmくらいはあります。茎は直立し、ほとんど分枝しないサルビアです。

一般には「ラベンダーセージ」とも呼ばれる青い口唇状の小花を咲かせる半耐寒性常緑宿根草です。 初夏から秋まで長期間咲いています。

こちらは秋から深秋までしい赤紫~紫の花を咲かせる大きめに育つサルビアです。花穂は長く伸びますが、ひとつひとつの花(あるいはガク)はそれほど大きくありません。別名「アメジストセージ」とも呼ばれます。

葉にはパイナップルに似た香りがあるところからパイナップルセージの別名があります。花色は赤で、葉っぱはポプリやお茶などにして楽しめ、ハーブとしての一面も持っています。

秋咲きでブルーの花色が美しいサルビアです。 アズレアは英語で「空色」を意味し、その名の通り爽やかなスカイブルーの花を輪生状につけています。そのため、「スカイブルーセージ」の別名があります。

見た目から「ブラシの木」の方がぴったりですが、「カリステモン」が通称です。和名は「金宝樹」です。鮮やかな赤色が印象的です。本来の花期は初夏ですが、この時期に花が見られるのは珍しいですね。

花色別の花壇が設けてあり、その中の白色の花壇には今は「ホワイトジンジャーリリー」が咲いていて一番存在感があります。ホワイトジンジャーの和名は「ハナシュクシャ(花縮砂)」と言って、ショウガ科の非耐寒性宿根草です。いわゆる食用のショウガはZingiber属ですがこちらはHedychium(ヘディキウム)属のcoronariumという種類で、観賞用、切花、香水の原料に利用されます。残念ながら食用にはならないようです。

ススキかと思ったのですが、調べてみると「チカラシバ」でした。イネ科チカラシバ属の植物です。昔は田圃のあぜ道や堤防、路傍などによく見られました。人間が踏みつける場所に生育する植物は根系が発達していることが多く、このチカラシバも引き抜くことが困難なほど、根を発達させているそうです。引き抜けるかどうか、力比べをしたことからこの名前が付いたのでしょうかね。

こちらはパンパスグラスです。南アメリカとニュージーランド、ニューギニアに分布するススキに似た多年草で、約20種が知られています。栽培されるのは、明治中ごろに渡来したセロアナ種(Cortaderia selloana)です。雌雄異株で、雌株の花穂には長い毛があり、密生していると見応えがあります。

チカラシバもパンパスグラスもクリスタルフラワーの屋上で見ることが出来ます。その脇に咲いているのが「ゲンペイコギク」です。キク科ムカシヨモギ属の多年草で北アメリカが原産です。別名をぺらぺら嫁菜(ペラペラヨメナ)ともいいます。咲き始めは白で次第に桃色になるので、二色の花が植えられているように見えます。

さて、こちらの花は何でしょうか?実はこれはハンギング状のコリウスをツリー状にディスプレーしたものです。色鮮やかなコリウスはこういうディスプレーの仕方があるんですね。暫く観とれてしまいました。