6月前半の花-その1 | geezenstacの森

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6月前半の花-その1

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フェイジョア
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 前兆はあまり報道されていなかったのに、いつの間にか梅雨入りしてしまいましたね。まあ、植物にとってはそれでもありがたい雨ではないでしょうか。この6月の声を聞いたらとたんに開花したのが「フェイジョア」です。あまり見かけない植物ですが、南米ウルグアイ原産フトモモ科の熱帯果樹植物で、果実を食する事が出来ます。また、乾燥させた果肉を使ったフェイジョアティーとして飲用する事も出来るようです。日本では1980年代にキウィフルーツと同じ時期に新果樹として注目されたこともありましたが、
栽培等の難しさからあまり普及しませんでした。ことしは、一度実を食してみたいと考えています。

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 アジサイ
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 6月と言えば、やはりアジサイでしょう。あちこちの庭先で見かけるようになりました。紫から、薄紅、白と色とりどりのアジサイが目を楽しませてくれます。たまたま、NHKを見ていたら、「美の壺」という番組でアジサイを取り上げていました。番組自体は昨年の製作のようですが、いいタイミングで再放送してくれたんですなぁ。雨の季節に一番合う花なんでしょう。我が家も来年はあじさいを咲かせようと挿し木をしてみました。楽しみです。

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  ガクアジサイ
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 こちらはガクアジサイです。このタイプのアジサイは日本原産の品種だそうです。また、アジサイは植える場所の土が酸性かアルカリ性かで色が変化するようで、酸性だと土中のアルミニウムが多く溶け出し青に、アルカリ性だとアルミニウムが溶け出さないので赤みを帯びた色になるようです。また、品種改良されたものの中には、驚く事に紫や青、ピンクなどの色が日がたつごとに刻々と変化していくものもあるようです。

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  アザレア

 「アザレア」は、ツツジ科ツツジ属の植物ですが、かっこいい名前を持っています。アザレアは19世紀初頭に、ベルギーを中心としたヨーロッパで、室内観賞用の鉢物として改良された常緑性ツツジの総称です。このため、西洋ツツジ」、「オランダツツジ」とも呼ばれているようです。一般には、ツツジ類の園芸品種の総称として用いているとの事。葉柄がサツキより長く、花は大形で白・紅・肉色などさまざまで一重・二重・八重咲きなどのバリエーションも豊富なのが特徴です。
 
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  シモツケ

 集合花の美しいこの花は「シモツケ」です。バラ科シモツケ属の落葉低木で、ピンクまたは白色の花が密生する様は群生していると見とれてしまいます。花色や葉色が変化した園芸品種が多数存在するのも人気の高さが伺えます。

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  ムラサキツユクサ

 園芸品所では「アンターソニア」と言う名で販売されている事もあるようですが、これはいわゆる「ムラサキツユクサ」です。ツユクサ科トラデスカンチア属の植物で、野草のツユクサとは属が異なります。ツユクサはコンメリナ属。しかし、一日花の花を長い期間咲かせますが、どことなく野草っぽさを残しています。花色は紫色が基本で、他に白やピンク、赤紫などがあるようです。

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  アゲラタム

 キク科アゲラタム属の植物で、常緑多年草です。花色は青、白、紫、白、ピンクなどがあり、アザミに似た姿をしているので別名「カッコウアザミ」とも呼ばれています。「アゲラタム」はギリシア語で否定を表す’ア’と’ゲラス’(=年をとる)の2語から来ており、「老いを知らない」とか「古びない」と言う意味になり、花色が長期間色あせないところに由来します。そのため、初夏から秋口まで花を咲かせるので園芸品種が豊富にあるようです。

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 スイセンノウ

 何となく花の形からナデシコ科かなと分ります。そのセンノウ属の植物で、茎や葉全体に白い綿毛が密生するのが特徴です。その姿から別名「フランネルソウ」とも言いいます。南ヨーロッパ原産で江戸時代に導入された二年草です。漢字では「酔仙翁」と書きます。こぼれ種でどんどん増えるので、結構野生化している帰化植物です。

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 コエビソウ

 別名「ベロペロネ」とも呼ばれる「コエビソウ」は熱帯アメリカや西インド諸島に分布するキツネノマゴ科ジャスティシア属の常緑低木です。微妙に折れ曲がった花が、まるでゆでたエビのように見え、重なったようにみえる苞の先端から白い花を咲かせます。温室では通年花を咲かせるようです。
 
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 サフィニア 

 超初心者向けのガーデニング植物てある「サフィニア」はペチュニア・カリブラコアと同じく春から 秋のガーデニング植物の定番にして大人気品種です。ペチュニアの園芸品種にも関わらず、 別個の植物であるかのように、サフィニアという名前がほとんと独り歩きしています。ナス科ツクバネアサガオ属 の植物で、サントリーと京成バラ園芸が共同で1989年に開発したペチュニアの園藝品種です。品種改良も進み、花の色は赤、赤紫、紫、青紫、白、白黄、白青、桃など多彩なためガーデニングにはうってつけの花となっています。

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 ヒルザキツキミソウ

 「ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)」は、アカバナ(赤花)科、マツヨイグサ属に属する多年草です。「ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)」の花は、初めは白色で後に桃色になりますが、初めから桃色に咲く品種のものを「ヒルサキモモイロツキミソウ(昼咲き桃色月見草)」と言うそうです。

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 ウモウケイトウ

 遠景用では「プルモーサ」の名前もあるヒユ科ケイトウ属の一年草です。葉の先は尖り、つけ根の部分も細くなる形から「ウモウケイトウ(羽毛鶏頭)」と呼ばれています。この鶏頭、俳句では秋の季語になっています。

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 サルビア

 この赤いサルビアはシソ科サルビア属の多年草です。和名ではその色から「緋衣草」と言います。園芸では単に『サルビア』と言うと、サルビア・スプレンデンスとそれらの園芸品種のことを指します。夏・秋花壇、プランター植えでよく見られる緋色のサルビアはたいがいこの種です。花色は緋色で先端の開いた筒形、段状にたくさん付きます。花びら自体は咲いたあと1日ほどで落ちてしまいますが、がくは長い間鮮やかな色がそのまま残ります。
 
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 ホットリップス 

 これもサルビアの仲間です。アメリカ南部・メキシコに分布するシソ科サルビア属の低木性のサルビアで、本種はサルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)といいます。その中で、緋色と白のツートンカラーが可愛らしい品種を「ホットリップス」といいます。このホットリップスは、気温などの条件によって花色が変わります。気温の高い時期には赤、低温時には白の単色になりやすいです。

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 キバナノコギリソウ

 最後は「キバナノコギリソウ」です。先にピンクの品種を取り上げていて、そちらは西洋ノコギリソウと呼ばれますが、こちらはその花色から「キバナノコギリソウ」と呼ばれます。アジア、コーカサス原産で名前の通り黄色い花を咲かせます。セイヨウノコギリソウ同様広く栽培されています。茎葉のグリーンと花の黄色のコントラストが非常によく、細かく切れ込んだ葉はやさしげです。