5月後半の花-その2 | geezenstacの森

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5月後半の花-その2

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ランタナ

 今年はまだ見かける機会が少ないのが「ランタナ」です。本種は色が変化するので別名「七変化」とも呼ばれています。去年は植え付けに失敗しましたので今年は我が家には咲いていません。花期が長いので楽しめる花なんですがね。ただ、何ともいえない臭いを発するのでそれだけは困ったものです。

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 シャクヤク

 ボタン科の草に分類される植物です。江戸時代から愛好された植物で、日本での品種改良では花が大型化しました。シャクヤクは「立てばシャクヤク、座ればボタン」といわれるように春を代表する花ですね。

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 ムシトリナデシコ

 ナデシコの中でも草立ちがよく、60センチぐらいの草丈になります、ヨーロッパ原産の帰化植物で、こぼれ種で増えて野生化しているものを道端で見かけます。デシコ科マンテマ属ムシトリナデシコ種の植物で、花の感じがシバザクラ(芝桜)に似ていますが、 シバザクラはこれ程草丈は高くなりません。 また、科属名も異なり、シバザクラはハナシノブ科フロックス属の植物です。

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  イトソマ

 ことしも「イトソマ」をあちこちで見かけるようになりました。キキョウ科イトソマ属の植物で、オーストラリア、ニュージーランドなどが原産の植物です。花色は青紫、白、ピンクなどがあり、なかでも交響曲の青色は「ブルースター」と言う名前で園芸店では販売されています。

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  クラスペディア

 このぼんぼりのように丸い花は「クラスペディア」です。別名「ゴールドスティック」とも呼ばれ、ドライフラワーなんかに良く利用されています。キク科クラスペディア属の植物で、こちらもオーストラリアが原産です。

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  ホリホック

 「ホリホック」ですが和名の「タチアオイ」の方が通りが良いかもしれません。先にゼニアオイを取り上げていますが、その大型判といってもいいでしょう。アオイ科アルテア属の植物で、タチアオイの名前の示すとおり、茎が直立して長く伸びた花茎に沿ってアオイに似た花をたくさん咲かせます。花色は赤、白、淡い黄色、ピンク、紫、黒に近い赤などがあり大きさは10cm以上になります。

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  スターチス
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  紫

 イソマツ科リモニウム属の植物で、今では属名の「リモニウム」の名前で呼ばれる事も多いのですが、「スターチス」の方が通りが良い様な気がします。本来は毎年花を咲かせる多年草なのですが、一般に売られているのは一年草です。我が家も去年植えたのですが、やっぱり今年は咲きませんでした。花の感じがちょっとカサカサしていてドライフラワー向きの花です。

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  シュロ

 でーんと聳える「シュロ」で、この時期開花します。まあ、通常は見上げないと見えないものが多いので意外と見逃してしまいます。このシュロは「ワジュロ」と言われる品種で去年は雄花を写真に納めの下が、これは雌花の方です。
 
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  ヒルガオ
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 道端に咲いていたので車を止めて写真に撮りました。最初は何の花か分からなかったのですが、調べると「ヒルガオ」でした。まさかこの時期から咲いているとは思わなかったのですが、その中でもヒルガオ科セイヨウヒルガオ属のようです。ヨーロッパに生息するヒルガオ科のつる植物のようで、コンボルブルス・アルベンシスという学名出呼ばれているようです。それで納得。我が家に咲いている「コンボルブルス」の仲間なんですね。

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  ユウガオ

 で、こちらは「ユウガオ」です。こちらも本来は7月頃から咲き出す花なので一瞬我が目を疑いましたがもう咲いているのです。名古屋は暑いから季節を間違えているのでしょうか。名前は似ていますが、こちらはウリ科ユウガオ属の植物で干瓢の原料になります。

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 ジャガイモ

 ご近所の畑では、じゃがいもの花が咲いていました。意外にもじゃがいもはナス科ナス属の植物なんですなぁ。まあ、花の形を見るとそんなような気がしなかった事も無いのですが・・・意外にも日本に最初入って来たときは観賞用として栽培されたのだそうです。

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  エゴノキ
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 さて、樹木の植物もご近所は花盛りです。こちらは「エゴノキ」です。この時期桜に似た白やピンクの花を咲かせているので狂い咲きかと思ったのですが、そうでは無かったのですね。そういう点では今まで見逃していた花かも知れません。エゴノキ科エゴノキ属の植物で、樹形は野趣に富むことから雑木の庭の植栽として利用されているようです。

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  ベニカナメモチ

 春咲きに赤く染まる葉が奇麗な「ベニカナメモチ」ですが、その花は知らない時に咲いています。茎先に白い小さな5弁花をたくさんつけて咲いています。意外にもバラ科カナメモチ族の植物なんですなぁ。

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 ノイバラ

 まあ、こちらは順当なバラ科バラ属の「ノイバラ」です。俗に言う「野ばら」ですな。白い5弁花です。もっともゲーテの詩によるシューベルトの「野ばら」は紅色のようですがね。今日のバックはその「野ばら」です。

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  ユッカ蘭

 「ユッカ蘭」です。リュウゼツラン科のユッカ属の植物で春と秋に二度咲きします。葉の間から花柱がにょきにょきと伸び、白いおわんを逆さにしたような花を一杯咲かせます。しかし、何時もハラハラして見ているのですが、花が重く強い風が吹くとこの花柱が折れてしまいます。写真の花は大丈夫でしたが、もう一株は見事に折れてしまいました。

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   クチナシ
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 さて、最後は「クチナシ」です。アカネ科クチナシ属の植物でこの時期いい香りを漂わせてくれます。春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイとともに、香りを楽しむ花木の代表です。写真の一重咲きは早咲きです。この一重咲きは実がなります。この実の口が開かない所から「クチナシ」の名前がついたようです。漢字では「梔子」と書きますが読めません。