16日は絶好の行楽日和という事で、「2014リニモ早春ウォーキングー日進市縦断ウォーク」に参加して来ました。今回はリニモの「芸大通駅」から名古屋地下鉄の日進市にある「レトロ電車館」までがコースで約9kmなんですが、ここがゴールでも実際は地下鉄の「赤池駅」まで歩く事になりますから実質10km弱のコースです。




日進市縦断は初めてのコースという事で参加しました。しかし、ちょっと単調で、コースはひたすら愛知万博の際に開通した「名古屋瀬戸道路」脇を歩くだけです。これはちょっと考えものですわな。という事で、道々花の写真を撮りながらのウォーキングです。といってもまだ春の植物は芽吹いたばかりで、まだ咲きそろっていません。途中でマンサクを見つけましたが、一本の木が映えているだけです。ただ、土手道には目を凝らすと「オオイヌノフグリ」や「ヒメオドリコソウ」、「ホトケノザ」などが結構咲いています。



ひたすら天白川の支流の岩崎川沿いを歩きます。民家の庭先には、「房咲き水仙」、「カンザキアヤメ」がひときわきれいに咲いていましたし、「ムスカリ」も早々と咲いていました。

このコースでいくと「岩崎城趾」の近くを通るのですが、コースには入っていませんでした。まあ、そんな事で遠くから写真に収めただけです。この岩崎城は、室町時代末の平山城で、享禄2年(1529年)に織田信長の父である信秀の属将荒川頼宗(あらかわよりむね)が守っていましたが、松平清康(徳川家康の祖父)方に奪われ、その後、一説に天文5年(1536)頃に隣村本郷に城館を構えていた丹羽氏清(にわうじきよ)が本郷城から移ったと言われています。天正12年(1584年)小牧長久手の戦いの際に、長久手がその戦場となる前哨戦がこの岩崎城で行われ、後方撹乱(かくらん)を狙った豊臣方の池田恒興隊を阻止して、城代丹羽氏重(にわうじしげ)以下300余名が討ち死にしたことが伝えられています。ここには岩崎城歴史記念館があり、中には、日進市の歴史を伝える品々が展示されています。


今回のコースで最初のチェックポイントは「白山宮」で、創立は不明ですが、加賀国白山の分霊を祀った古刹になります。主神のククリヒメの神は、その名の通りすべてのものを括り結び合わせることを使命とされているように縁結びのご利益があるようです。また、境内には「足王社」もあり、マリーグの選手も参拝に来るようです。そんなことで、今回は健脚御祈祷の「足王社守護」のお札を頂きました。これはうれしいですね。


さて、この白山宮には鳥居の直ぐ脇に古墳が存在します。白山古墳という6世紀代に作られた古墳で、日進市の指定文化財に指定されています。直径約14メートルの円墳で、崩壊が進んだ状態にありましたが、昭和55年に発掘調査が行われ、金環・鉄製の直刀・装飾須恵器等が出土しました。その後、周辺地域に分布する同時期の群集墳を参考に、横穴式石室の一部が復元され、一般に公開されています。こういう古墳があることはあまり知られてないようで、日進市のHPでもかなり深い階層にちょっと記述があるだけです。

この後は次のチェックポイントの日進市役所を目指しますが、途中で斬新な建物が目につきました。これ、図書館だそうです。かなりオープンな図書館で、インターネットで蔵書が検索出来ますし、近隣市町村にも解放していて、なんと名古屋市民も借りる事が出来るようです。うれしいですね。


日進市役所ではゆるキャラの「ニッシー」が出迎えです。その後はゴールの「レトロ電車館」に向かいますが、途中のウォーキング協賛店で昼食です。カフェレスト「ブルボン」というお店でご当地メニューのあんかけパスタのランチセットを食べました。この日はメンチカツとのセットで小生は辛口のあんかけソースを注文です。なお、今回は特典でウォーキング参加者には食後にアイスクリームデザートがついて来ました。これ、中々美味でした。


ここのお店、入り口には「クリスマスローズ」や「カルーナ」などが入り口で咲いていて雰囲気のいい店でした。さて、お腹も膨れたので、ここからゴールを目指します。しかし、続きは明日のこころだ!!

