日本丸のセイルドリル | geezenstacの森

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日本丸のセイルドリル

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 11月7日(木)、名古屋港に世界最大級の練習帆船「日本丸」が寄港しました。同船の寄港は、平成23年11月以来2年ぶり、15回目となりますが、9日にはセイルドリルがあるとあって出掛けて来ました。寄港は11日までですが、に本丸が帆を張るのはこの日だけです。この日は午後から曇り空でしたが、雨の心配は無く無風状態の中でセイルドリルが行なわれました。土曜日と合って家族連れが多数、名古屋港ガーデンふ頭3号岸壁に集まっていました。

 合計36枚(畳1,673畳分)のセイル(帆)を広げるのに約1時間、畳むのに約1時間を要します。帆が最大に張られるのはおよそ14時頃。そこから約30分間は帆を最大に張った状態で停泊しています。通常は陸岸から遠く離れた洋上において行う訓練のため、帆を広げた日本丸の姿を陸上から見ることができるのはこの機会しかありません。

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 セイルドリルは午後1時から始まりました。一つ一つのセイルはかけ声と供に4つのマストに同時に張られていきます。それを時系列的に並べてみました。

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 見事なセイルドリルした。丁度帆を張り終わった頃にはヘリコプターが飛来して取材していました。

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 ドリルが終わると船腹に整列して帽子を取りチアリングがありました。観客からは大きな拍手が沸きました。

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 バックからのシルエットも美しいですね。

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 この後一部の実習生が下船して、観客と一緒に写真を撮る風景が展開されましたが、実習生の中には女性が3人いて男子と一緒にセイルドリルの作業していたのにはビックリしました。

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 この日は観光船も出て、海上からのセイルドリルの見学もしていました。

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 さて、名古屋港には南極観測船の「フジ」が係留されています。ポートビルを背景に写真をパチリ。

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 名古屋港水族館の南にはこの日、鳥羽水産の鳥羽丸も体験乗船をしていました。この会場ではこの練習船「鳥羽丸」のペーパークラフトを頂いて来ました。

 日本丸は明日の10日は船内が一般公開されるそうです。天気はちょっと心配ですが、出掛けられては如何でしょうか。無料で整理券も要らないようです。
公開時間
9:00~11:00
13:00~15:30

 また、10日は「名古屋港開港祭 フレンドリーポート2013」イベント協賛のため、「名古屋海洋博物館」、「ポートビル展望室」、「南極観測船ふじ」の入場が無料となります。

船名 日本丸
船長 鵜山  久(うやま ひさし)
所有者 独立行政法人 航海訓練所
運航者 独立行政法人 航海訓練所
船籍港 東 京
竣工日 1984年9月12日
信号符字 JFMC
総トン数 2,570.00トン
全 長 110.09メートル
全 幅 13.80メートル
深 さ 10.72メートル
航海速力 13.2ノット(主機関使用時)
主機関 ディーゼル機関 1,500馬力×2基
帆装形式 4檣バーク型
帆の枚数/面積
総数36枚/2,760平方メートル
(縦帆)18枚/ 969平方メートル
(横帆)18枚/1,791平方メートル
マストの高さ 約50m(海面より)
乗組員(定員) 190名(実習生120名)
前回寄港 平成23年11月4日~8日