妻が使っているのは古いMacブックで、CPUがG3という代物です。今ではすっかり「じいさんマック」になってしまい、さすがに最近はネット環境が厳しくなって来たので新しいものを物色しようと中古のパソコンショップへ家族で出掛けました。しかし、並んでいるのはWindows機ばかりでマックはほとんどありません。あっても妻にはちょっと使いづらいMacBook Airです。、ひょっとしたらともう一軒近くのハードオフも寄ってみました。こちらも、並んでいるのはWindows機ばかりでアップルといえばiPodファミリーやiPhoneばかりです。
そんなことで、店内をぶらぶらしているとやけに中古CDのコーナーが拡大されているではありませんか。ていうか、今までコーナーで販売されていたCDは全部取っ払われてコーナー自体が無くなり、すべてのCDがもはやジャンク扱いです。妻はさっさと隣りにある「オフハウス」へ移動ですが、娘と小生はCDのお宝探しと格闘です。じっくり捜すと結構掘り出し物があります。価格も以前よりディスカウントされていて、CDシングルでは無い普通のアルバムが63円から揃っています。
娘は最近自分が生まれる前の90年代前半のポップスに凝っていて、globeのアルバムを物色していました。globeのアルバムは伝説の「およげたいやきくん声」越えをしたと言われる「globe」から第3作までのアルバムですね。小生にとっては今更という感じですが、娘に取っては今聴くと新鮮なんでしょうね。とかいって、久しぶりに聴く「DEPERTURES」は新鮮でした。
ところで、小生は例によってなんでもありの体制で、先ずはサントラものの物色です。何時もはかすりもしないのですが、今回は在庫処分ということもあるのでしょう、僅かの時間でしたが、CDは「ノッティングヒルの恋人」と「ブリティ・ブライド」の2作品をゲット、他にレコードの「さらば宇宙戦艦ヤマト」もゲットです。「プリティ・ブライド」は日本でだけ通用するタイトルで、「ブリティ・ウーマン」の続編を思わせるタイトルですが、元題は「RUNAWAY BRIDE」で「ブリティ・ウーマン」の続編でも何でもありません。主演がリチャード・ギアとジュリア・ロバーツというだけの安易な発想で、このタイトルに惑わされて映画を見た人は失望したのではないでしょうかね。その点「ノッティングヒルの恋人」は洒落たいかにもイギリス映画という作品で、中々の佳作でした。まあ、どちらも作品としてはポップスの既存曲を使った作品で、そういう意味で目新しさは無いのですが、中古で手に入るならあってもいいかってな感じでの捕獲です。
その延長線上としては「ライブ・イマージュ・ベスト」と二胡のジャー・パンファンの「浪漫」も捕獲しました。暫く前までは「イマージュ」シリーズはそれほど食手が動かなかったもので、第1集しか所持していませんでしたが、なになに、ジャケットを見るとこの中に松村卓の「匠」が収録されているではありませんか。あのTV番組「ビフォア・アフター」の曲ですよ。そして、二胡といえば「女子十二楽坊」で一躍表舞台に登場した楽器ですが、その二胡の名手ジャー・パファンのエンリオ・モリコーネの作品集がこの「浪漫」なんです。まさに小生の好みにドンピシャの一枚でした。そうそう、イージーリスニング系ではレコードでフランシス・レイの「WINGS OF THE HEART」も捕獲です。これは非売品でホンダのアコードを買うとプレゼントされた販促品でした。当時、フランシス・レイの「EMOTION」がCMに使われていましたからね。写真に載せませんでしたが、この時は松山千春の「起承転結」も捕獲しています。このアルバム、検盤したところ未使用品らしく、レーベルのセンターへこみもありませんでしたし、リリース時の「激流」という写真集の告知カードもそのまま封入されていました。これで52円ですからね。ビックリの掘り出し物です。
そして、最後はクラシックのコンサートホール盤で「魅惑の序曲集」というアルバムを捕獲しました。ハンス・スワロフスキー/ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏によるもので、
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
ロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と大工」序曲
ウェーバー:歌劇「プレチオーザ」序曲
オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
ロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と大工」序曲
ウェーバー:歌劇「プレチオーザ」序曲
の5曲が収録されています。この中でロルツィング:歌劇「ロシア皇帝と大工」序曲やケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲なんかは比較的珍しい曲でほとんどCDでは見かけたことがありません。いいものをゲット出来ました。そして、CDは千住真理子のベストと中部フィルハーモニー交響楽団の第17回定期演奏会のアルバムです。この時の演奏会は2枚発売されていて、ゲットしたのはプロコフィエフとショパンのピアノ協奏曲第1番がカップリングされたものです。オーケストラのHPからしか入手出来ないものですが、落ち穂拾い的にはちょうど良いでしょう。それにしても千住真理子のCDは内容的にはサンプラーに毛の生えた程度のもので、こんなものがレギュラープライスで出ても食手は動きませんわな。曲目的にはベートーヴェンのヴァイオリンノン・ソナタの第5番「春」だけはフル収録しているところだけは評価出来ますけどね。
これだけの捕獲で700円を切るとはいい買い物でした。でも、散財には違いありませんわな。