春の芽吹き | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

春の芽吹き

イメージ 1


 東海地方はこの週末のぽかぽか陽気で、一気に草花が芽吹いて来たようです。我が家の前の雑木林にも春の訪れを感じるふきのとうが一気に成長しました。写真を撮ろうとしていたんですが、いざ移した時にはもう、天ぷらをするにはちょいと遅い花の咲き始めになってしまいました。まあ、我が家のふきのとうではないので、この土地の持ち主はほったらかしです。多分もっと成長して、フキになってしまってもそのままでしょう。

イメージ 2


 このふきのとうの周りには水仙が咲いています。2~3年前までは水仙なんてありませんでしたから、多分我が家からこぼれた種がここで咲いているのでしょう。水仙とふきのとうのコラボは冬から春への季節の移り変わりを如実に感じさせてくれます。

イメージ 3

イメージ 4


 街路樹としての山茶花、寒椿はあちこちに咲いていて、この時期冬の花という存在感を示す赤い花がめだちます。山茶花は花が平ぺったく咲くので椿と区別出来るようです。そんな中にも変化を感じるのが薮椿の花でしょうか。写真の品種は淡いピンクと白の斑で何とも春先らしい季節感を漂わせています。

イメージ 5


 春の訪れを感じさせる花に沈丁花があります。こちらもご近所に咲きました。ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、花の香りが沈香、花姿が丁字に似ているところに由来するとされます。特徴はなんと言っても、上品な甘い香りを放つ花です。沈丁花は花びらを持たない花で、十字型で花びらに見えるものは肉厚のがくです。がくは内側が白、外側は紅紫色になります。雄株と雌株があり、雌株は直径1cmほどの赤い実をつけますが、日本にあるのは雄株の割合が圧倒的に多く、果実を見るのはまれのようです。写真はがくの外側が淡い紅色のウスイロジンチョウゲですね。

イメージ 6


 この時期、春を感じさせる花に、菜の花があります。菜の花畑とはいきませんが、ご近所には玄関脇一面に咲いています。艶やかな黄色はしっかりと生命観を感じさせてくれます。

イメージ 7


 今が季節の過渡期というのは、梅の花と桜が同時に堪能出来るところでしょう。2月に紹介した梅は温室でのものでしたが、野外の梅は今が見頃です。白い梅も見事ですが、やはり色合いの強い紅梅の方に目を惹かれます。

イメージ 8


 そして、こちらが桜です。早咲きの品種なんでしょうね。これ一本だけですが、ほぼ満開の状態で最低ました。

イメージ 9


 近くでは鉢植えの「オステオスペルマム」がピンク色の花を咲かせています。

イメージ 10


 この時期、葉牡丹も目一杯開いて春の到来を喜んでいるようです。白い葉牡丹にバックのストックのピンクが映えています。

イメージ 11


 3月になりようやく花開いたのが「ヒメリュウキンカ」です。漢字で書くと「姫立金花」、山野の湿った草原や川沿いの林床など湿り気のある場所に自生しています。大元のふるさとはイギリスですがヨーロッパからシベリアにかけて広く分布している野草です。葉は暗緑色のハート形、春になると花茎を伸ばして表面に光沢のある3~4cmの黄色い花を次々と咲かせ、長いものでは1ヶ月ほど花を楽しむことができるようです。

イメージ 12


 最後は「花かんざし」です。花屋さんでは「ヘレクリサム」という品名で売っているところもあります。キク科ローダンセ属の花で、オーストラリアが原産です。妹の家の玄関に植えられていました。2月頃から咲いていましたが、写真を撮ったのが早くて完全に開花していないのか真ん中が黄色くなっていません。下の方に一輪だけ開花した物が映っていますね。

 段々花を楽しめる季節になって来てうれしいのですが、今日は花粉の飛散が多いようで、鼻水とくしゃみが止まりません。街歩きには不向きなようで残念です。さて、バックの音楽はベルト・ケンプフエルトで「hat Happy Feeling」を流しています。