| Perpetual Motion Bela Fleck |
1. Scarlatti: Keyboard Sonata in C Major K. 159 2:16
2. Bach: Two-Part Invention No. 13 1:35
3. Debussy: "Doctor Gradus ad Parnassum" from Children's Corner 2:30
4. Chopin: Mazurka in F-sharp Minor 3:41
5. Bach: "Prelude" from Partita No. 3 for Solo Violin 3:50
6. Chopin: Etude in C-sharp Minor 2:18
7. Chopin: Mazurka in F-sharp Minor 2:24
8. Bach: Three-Part Invention No. 10 1:00
9. Tchaikovsky: Melody in E-flat 3:15
10. Brahms: "Presto in G-Minor I after Bach" 1:44
11. Bach: "Prelude" from Suite for Unaccompanied Cello 1 2:15
12. Bach: Three-Part Invention No. 15 1:16
13. Paganini: Moto Perpetuo 3:44
14. Scarlatti: Keyboard Sonata in D Minor K. 213 3:16
15. Bach: Two-Part Invention No. 6 2:33
16. Beethoven: "Adagio sostenuto" from "Moonlight" Sonata 5:07
17. Bach: Two-Part Invention No. 11 0:57
18. Beethoven: Seven Variations on "God Save The King" 9:09
19. Bach: Three-Part Invention No. 7 2:12
20. Paganini: Moto Perpetuo (Bluegrass version) 2:39
2. Bach: Two-Part Invention No. 13 1:35
3. Debussy: "Doctor Gradus ad Parnassum" from Children's Corner 2:30
4. Chopin: Mazurka in F-sharp Minor 3:41
5. Bach: "Prelude" from Partita No. 3 for Solo Violin 3:50
6. Chopin: Etude in C-sharp Minor 2:18
7. Chopin: Mazurka in F-sharp Minor 2:24
8. Bach: Three-Part Invention No. 10 1:00
9. Tchaikovsky: Melody in E-flat 3:15
10. Brahms: "Presto in G-Minor I after Bach" 1:44
11. Bach: "Prelude" from Suite for Unaccompanied Cello 1 2:15
12. Bach: Three-Part Invention No. 15 1:16
13. Paganini: Moto Perpetuo 3:44
14. Scarlatti: Keyboard Sonata in D Minor K. 213 3:16
15. Bach: Two-Part Invention No. 6 2:33
16. Beethoven: "Adagio sostenuto" from "Moonlight" Sonata 5:07
17. Bach: Two-Part Invention No. 11 0:57
18. Beethoven: Seven Variations on "God Save The King" 9:09
19. Bach: Three-Part Invention No. 7 2:12
20. Paganini: Moto Perpetuo (Bluegrass version) 2:39
パーソネル
Bela Fleck - Gibson 1937 style 75 banjo, Gold Star banjo with thick gut (1-20) strings (2)
Joshua Bell - Tom Taylor Stradivarius violin of 1732 (3,7,12,19)
Gary Hoffman - 1662 Nicol?? Amati cello made in Cremona, Italy (3,6,16)
Evelyn Glennie - Malletech marimba (2,10,12,17)
Edgar Meyer - Customized 1769 Gabrielli double bass (8,15,16,19), piano(9,13)
Chris Thile - 2000 Lynn Dudenbostel F5 mandolin (1,8,14,)
James Bryan Sutton - 1996 Bourgeois D150 steel string guitar (20)
John Williams - 2000 Greg Smallman and Sons guitar (4,18)
Bela Fleck - Gibson 1937 style 75 banjo, Gold Star banjo with thick gut (1-20) strings (2)
Joshua Bell - Tom Taylor Stradivarius violin of 1732 (3,7,12,19)
Gary Hoffman - 1662 Nicol?? Amati cello made in Cremona, Italy (3,6,16)
Evelyn Glennie - Malletech marimba (2,10,12,17)
Edgar Meyer - Customized 1769 Gabrielli double bass (8,15,16,19), piano(9,13)
Chris Thile - 2000 Lynn Dudenbostel F5 mandolin (1,8,14,)
James Bryan Sutton - 1996 Bourgeois D150 steel string guitar (20)
John Williams - 2000 Greg Smallman and Sons guitar (4,18)
録音/2001 Sanctuary Studios Nashville, TN also: Avatar Recording Studios, New York City Air Studios, London
P:B??la Fleck and Edgar Meyer
E:Jake Jackson, Jim Janik
E:Jake Jackson, Jim Janik
Sony Classical SK 89610

このCDがソニークラシカルから発売されているというのが驚異です。まあ、ここでバンジョーを弾いているベラ・フレックという存在はブルー・グラスやカントリーソングとしての世界ではそれなりに知られていますが、ことクラシックのマーケットでほんの一部の人しか知られていないのではないでしょうか。バンジョーは通常、カントリー音楽やブルーグラスで使用される楽器とされているからなんでしょうしかし、。バンジョーというとなんだか古くさいイメージがあるが、ベラ・フレックはバンジョーをブルーグラスやジャグバンドといったジャンルに縛り付けず、完全にギターと同列の一楽器として扱っています。そんなことででジャズでもファンクでもクラシックでもなんでも弾いてしまうスーパープレーヤーです。彼はバンジョーという民族楽器を、そのレベルに留まらない音楽的成果を挙げています。そういう意味では、パンフルートのザンフィルに近い存在といってもいいでしょう。歴史をたどればバンジョーは三味線の遠い親戚になるのですが、純邦楽以外の分野への三味線の進出があまり特筆すべき成果を生んでいないことと比べると、このベラ・フレックのパフォーマンスの凄さが際立つといえます。
まず、その共演者に驚かされます。ここではパーソネルとして紹介していますが、ヴァイオリンにはジョシア・ベル、チェロにゲイリー・ホフマン、そして、ギターにはジョン・ウィリアムズなと歴としたクラシックのアーティストが参加しています。まあ、彼らも認める実力ということで共演しているのでしょう。何はともあれ一曲聴いてみましょう。1曲目のスカルラッティのソナタです。
その音色からして、聴く者にはある時はマンドリン、ある時はチェンバロにも聴こえるのではないでしょうか。ここでは驚異的なテクニックでクラシックの名曲を演奏していますが、どれも正統派の演奏です。面白く聴かせる演奏も勿論出来るのでしょうが、正当ソニー・クラシカルからのリリースということで、真摯に各曲に向かい合っています。この中ではバッハの作品が一番たくさん取り上げられていますが、中でも5曲目のパルティータからの前奏曲は伴奏を伴わずバンジョー一本で演奏しています。得意のレパートリーと見えて、コンサートでもそれを披露しています。
上のインタビューの中でも答えていますが、なにも、バッハやスカルラッティだけではありません。ショパンもベートーヴェンも、ブラームスもやってのけます。更には印象派のドビュッシー、超絶技巧のパガニーニまでもここのCDでは披露しています。ドビュッシーに至ってはチェロとヴァァイオリンとの共演による編曲ということもありますが、原曲の持つピアノのイメージとは全く違う感じの曲に生まれ変わっています。
こういう編曲で聴くショパンもびっくりしてしまいます。のだめで一躍メジャーになった曲ですが、この早いパッセージをモノともせずバリバリ弾きまくっています。実に爽快です。
一転してベートーヴェンの月光ソナタではチェロの奏でる主旋律の陰に回って面に浮かぶ月を照らすさざ波に徹しています。こういうアプローチもあるんですなぁ。ここではチェロをサポートするのはバンジョーとコントラバスという異色の組み合わせです。
さて、クラシックのアルバムとして取り上げましたが、最後のパガニーニはちょいと彼の本領を披露しています。なんとここではフィールドのブルーグラス・バージョンで演奏しているからです。こういうものも出来るけど、本当の僕も知ってよねという枯れのつぶやきが聴こえて来そうです。聴き方によってはイージーリスニング、ヒーリングミュージックという感覚で楽しむことも出来るでしょう。この一枚は新しいクラシックの方向を示しているのかもしれません。