農業センターのベコニア | geezenstacの森

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農業センターのベコニア

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 我が家でも「ベコニア」は育てたことがありますが、農業センターで見たベゴニアは圧巻でした。ベゴニアはこんなに種類のある植物とは知りませんでした。ちょっとおさらいを・・・

 ベゴニアはシュウカイドウ科(Begoniacea)ベゴニア属(Begonia)の植物で、2000種余りの原種と、その数倍の交配種があるとされる非常に変化にとんだ一属です。ベゴニアはその姿・性質により以下の3分類8種類に分類されます。
1.木立性ベゴニア
 木立性ベゴニア---節があり、直立性の茎を持つグループで、スッと伸びた茎とシャンデリアのように咲き誇る花が特徴です。
 四季咲きベコニア(センパフローレンス)---ブラジル原産の野生種のセンパフローレンスをもとにして、色々の交配によっって作り出された園芸品種の総称・
2.根茎性ベゴニア
 根茎性ベゴニア---地面に接した部分から根を伸ばす「根茎」という茎を持つことから根茎性ベゴニアと呼ばれます。
 レックスベゴニア---根茎性ベゴニアの一種で、葉に美しい模様と色を持つ交雑種です。
3.球根性ベゴニア
 原種・単純交配種---地中に球根を作るタイプのベゴニアで、豪華な大輪の花を咲かせる球根ベゴニアの元になった品種。
 球根ベゴニア---とても豪華な花を咲かせる球根ベゴニアはベゴニアガーデンの主役としても有名な品種です。
 冬咲きベゴニア---その名の通り、冬に咲くベゴニア。球根性ベゴニアの交配で作られた人工交配種で、クリスマスベゴニアとも呼ばれています。
 エラチオールベゴニア---リーガース・ベゴニアとも呼ばれているエラチオールベゴニアは、鉢花としてほぼ一年中開花を楽しめます。

 さしづめ、我が家で咲いていたのは冬咲きベコニアだったのでしょう。さて、この名古屋の農業センター、特にベゴニア温室は東海地方随一の品種コレクションで知られています。原種100種以上を含む800種以上のベゴニアがあり、展示温室では常に500~600鉢、栽培温室では1500~2000鉢を展示、栽培しています。品種がわかるラベルつきで、特に香りのある品種はラベルにマーキングがしてあるなど、多彩なベゴニアをわかりやすく楽しむことができます。この時期から秋にかけては、さまざまな品種の木立ち性ベゴニアの花や、葉の色や模様がきれいなレックス・ベゴニアが楽しめます。で、トップの写真は「レッド・サン」という品種の木立性ベコニアです。

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 球根性のベゴニアで黄色い品種はひときわ映えていました。あとは品名を取り入れて撮影してみましたのでじっくりとご覧下さい。

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 最後に、ベゴニアなんですが葉っぱに小さい葉っぱが出ている珍しいものを見つけました。「マジック・カーペット」とという木立性のベゴニアです。なんでも、子持ち葉という形態らしく珍しい品種です。

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 最後に、ベゴニアではありませんが、これも珍しいパイナップル科の「チランジア・ウスネオイデス」という花です。チランジア属には多数のエアープランツがありますが、本種は最も典型的なエアープランツで、根はありません。葉に吸収鱗毛という特殊な組織があり、必要な水分や養分は全て空中から取り込みます。こでは今この花が咲いています。1cm弱のかわいい花で、開花は不定期だそうです。

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