4月の散財生活 | geezenstacの森

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4月の散財生活

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 先週の土曜日は研修会が早く終わったので、マックで昼食後は久しぶりのタワーレコードへ足を向けました。名古屋駅前には近鉄パッセ店があります。いつもは栄のパルコ店へ行くのですが、ここは改装してクラシックとジャズが一緒になってしまい買いにくいったりやありやしないのです。最近は品揃えも悪くなったし....ということで、今ではもっぱらこちらの店を利用します。ここは独立してクラシックの部屋があり、品数も豊富なので落ち着いて商品が選べます。

 事前にネットでどんなものがあるのかチェックしてのショッピングです。しかし、やはり、ショップでは売り切れがあってネットほど自由にチョイス出来ないんですねぇ。でも、隅から隅までじっくり2時間ほど店の中を見て回れました。ネットでは引っ掛からなかった掘り出し物も見つかりました。最近は最新の録音よりも、どうも古物指揮者の演奏の方に触手が動きます。最初にチェックしたのは前回欲しいと思っていたのに見つからなかったバルビローリのEMIボックスセットです。このボックスの曲目はなかなかマニアックでお国もののイギリスの作曲家の珍しい作品が収録されていていいですねぇ。収録されているオーケストラもバラエティに富んで、各地でいかにバルビローリが愛されていたかが分かります。来日直前に亡くなったのが本当に残念な指揮者でした。

 そして、バーンスタインのニューヨーク・フィルハーモニック就任以前のモノラル録音を集めた10枚組のセット。ブログでは紹介してませんが、ポール・マイヤーズの書いた「レナード・バーンスタイン」(これ訳がこなれてないので読みにくいんですよ)を読んでいて若かりしバーンスタインに興味があったのです。しかし、このセットおまけのような形でカール・デイヴィスの指揮する「ウェストサイド・ストーリー組曲」や「波止場」なんて曲も収録されているのです。なんか得した気分です。

 3つめのボックスセットはウィーンフィルのものです。これもMembranのものですが最近発売窓口がソニー・ドイツに変わっているんですねぇ。企画力があるんでしょうか。なんかBrilliantの強力な対抗馬になっていく様な気がします。これも、ステレオ以前の録音ばかりが集められていますが、フルトヴェングラー、ワルター、カラヤンを筆頭にブッシュ、クライバー、ベーム、クーベリックと豪華な布陣の録音が集められています。著作権が切れているからこういう企画力のあるセットが激安で登場するのでしょう。これからじっくり聴いていこうと思います。

 さて、一枚もののCDはマズアのニューヨークフィル時代の録音の一枚であるドヴォルザークの交響曲第8番とヤナーチェクのシンフォニエッタをカップリングした一枚だけをセレクトしました。村上春樹の「1Q84」の続編の発売で盛り上がっているのでさも注目されているのではと思っての選択です。どうもワーナーはその辺の宣伝が下手ですね。これなんか数あるこの曲のCDの中では一番ポピューラーな組み合わせの選曲なのに音無の構えです。もったいないことです。って、小生もこのCDが最初登場した1994年には全く注目していなかった録音なんですけどね(^▽^;)

 そして、最後にピックアップしたのはラトル/ベルリンフィルのDVDです。バレンボイムのピアノによるブラームスのピアノ協奏曲第1番とシェーンベルクの編曲によるピアノ四重奏曲第1番のオーケストラバージョンが収録されています。昨年からベルリンフィルはコンサートをネットで配信していますがこれはそのDVDバージョンでしょう。たまに、コンサートの映像を覗いていますが、さすがライブならではのゴージャスなソリストを向かえての演奏や、CDでは聴くことの出来ない曲目が並んでいます。しかし、やはりDVDでこうして手元に在ると所有している実感があります。この映像は「ユーロアーツ」が販売しています。このDVDにはそのユーロアーツの2010版のカタログも封入されています。89ページにも及ぶカラー刷りのカタログで見ているだけでも楽しいものです。

 さて、どれから聴くことにしましょうか。