早いものでもう一週間です。第6話では香港で共演したルイの登場です。そして、千秋はル・マルレー管弦楽団への常任の話が決まるまでを描いています。






前回デジャン管弦楽団を振った千秋でしたが常任の座を得たのは指揮者コンクールで張り合ったジャン・ドナデューに決まりました。エリーゼには馬鹿にされますが、彼女は千秋にル・マルレ管弦楽団の常任の仕事をオファーします。ここはかつてシュトレーゼマンが常任をつとめていたこともある伝統あるオーケストラです。一度も振ったことは無いのですが、このオーケストラの音楽監督になるジェームズ・デプリースト氏の推薦で千秋に白羽の矢が立ったというのです。そういえばデプリースト氏は都響の常任を辞めた後はどうしているんでしょうかね?



そんなル・マルレ・オーケストラの演奏会にのだめを連れて行きますが演奏会は散々です。アンサンブルはバラバラ、ソロも精彩がありません。たまたまコンサートにはロランが聞きにきていました。ロランは千秋が常任になることを知っています。なんでも、今回の演奏会の前にメンバーがごっそり辞めてしまっていてかなりのエキストラが演奏していたとのことです。千秋はこんなオケの常任になるのです。

のだめはコンセル・ヴァトアールで「ヤキ・トリオ」を結成して6月の試験に臨みます。メンバーはのだめのピアノ、オーボエは黒木君、そしてバッソ(ファゴット)にポール・デュポワという布陣のトリオです。ちょっとかわってますなぁ。そんなおり、のだめは学校で孫・ルイに出くわします。。



ルイは千秋に電話をして再会します。そして、のだめの目の前で公然と千秋にキスをするのでのだめは怒り狂います。今回も空中アタックの炸裂です。そして決め技は吸血鬼よろしく噛みつき技です。


なんとルイは演奏活動を辞めてコンセル・ヴァトアールに留学することにしていたのです。そして、千秋に宿探しを頼みにきたのでした。のだめを挟んだ妙な三角関係に千秋は不安を感じずに入られません。

次の日、千秋はロランの誘いでル・マルレのエキストラとしてヴァイオリン奏者に扮してオーケストラの視察に出かけます。眼鏡をかけワックスで髪型を変えるとちょっとインテリのヴァイオリニストに変身です。しかし。リハーサルの時間になっても指揮者が現れません。前回散々な演奏会だったことで予定していた指揮者のゲメレク氏がキャンセルして帰ってしまったのです。

次の演奏会は3日後です。代役を頼むにしても時間がありません。ロランの提案で急遽常任指揮者に決まっている千秋に任せることになります。コンマ巣は反対ですが背に腹は代えられません。若くて安い指揮者が必要なのです。


アパルトマンに戻ると早速エリーゼから電話がかかってきます。分かっていることとはいえ、時間のない中で3曲を指揮しなければなりません。千秋は本気モードでこの難局に立ち向かいます。
今回のバックに流れる曲はブラームスの交響曲第1番、ドヴォルザークの交響曲第8番、そして、リムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」でした。でも、コミックに沿っているなら、ドビュッシーの「海」何かも登場してほしかったところです。でも、この回のマルレ・オーケストラはヘタッピイな演奏会だったからそんな音源なんか無いんだろうなぁ。