今年は溜まっている本を、少しずつ読まなければ、と思い、まずはこの本から始める事にしました。

ふしぎをのせたアリエル号

オシャレでかわいいイラストに惹かれて購入した児童文学です。

でも、イラストに騙されましたね。凄くシビアかつ現実的な描写がちょいちょい出てくるし、何より本編が644頁もある( ̄□ ̄;)!!

マジで辞書ですよ。(;゜∀゜)

でも、文自体は読み進めやすいので、あまり苦にはならないかな?

以前は福武書店から出され、福武文庫にも納められていた作品ですが、私が購入したのは、翻訳者が再翻訳して徳間書店で2001年に発売された版の初版本。でもこの作品を知ったのは、福武文庫ラインナップ一覧をネット検索したから。ちょっとややこしいですね。

内容は、聖書とマザーグースを絡めつつ、人形の船長が人間に、人間の女の子が人形に姿を変え、様々な冒険の船旅をする、ファンタジー。作者はアメリカ人のリチャード・ケネディ。だからでしょうか?何かヨーロッパ(特にイギリス系)の香りのする文体なんですよね。マザーグースを引っ張り出してくる辺り、そんな感じが……。アメリカはイギリスの影響が強いですからね。

でもだからこそ、私はスルッと作品の世界に入れました。

早く読みきりたい気持ちと、ゆっくり読みたい気持ちが鬩ぎ合いますが、楽しんで読みたいと思います。