多重人格映画の中では五指に入る傑作。


イブの三つの顔


主演のジョアン・ウッドワードは、まだ無名の俳優だったが、本作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞。その後は、夫であるポール・ニューマンの映画の脇役を中心に活躍した。


ジョアンの演技が、兎に角凄まじい。演技を越えた

リアリティを感じる。これで主演女優賞を受賞しなければ、おかしいとクレームの嵐だろう。


ごく普通の主婦が徐々に変貌して行き、夫婦間に歪みを生み、その中で更に苦しみ悶える様子を、良くぞここまで演じきったと、素直に思う。それぞれの人格を、キチンと演じ分けており、違うキャラクターになっているし。


多重人格作品だと、文学なら24人のビリー・ミリガンやジキル博士とハイド氏が代表格だが、映画なら本作品を推したい。


少しラストが微妙に感じるが、それまでの流れを考えると、あれくらいで丁度良いのかも知れない。