わたしの中学は放課後の部活動は必須だった。しぶしぶ運動部に所属したが、おっかない先輩がいるしあんまり行きたくなかった。
大手を振って休めるのは医者に通うとき。
「今日は歯医者へ行きますので休ませてください」
ちょっと遠い歯医者へ自転車で通うのも苦ではありませんでした。
その歯医者さん、軍医出身(らしい)で当時でもかなりお歳を召していて手なんか震えてるんですが。(ほんと、だいじょぶかな?)と思いながらもその歯医者へ通っていました。
何故ならばその待合室には少年サンデーのバックナンバーが揃っていたから。
少年サンデーの面白さをそこで知りました。
おれは直角
おいら女蛮
「女 蛮子」すけ、ばんじって名前の男の子。「女 蛮角」すけ、ばんかくって
名前のお父さん 「女 蛮千代」すけ、ばんちよ、って名前のお母さん。
こんなのあり?!笑。さすが永井豪大先生。
手が震えててしかも麻酔あんまり使わないおっかない先生だけど。
部活から解放されてしばしサンデーを楽しむ憩いの歯医者さんでありました。
だけど、あの本のチョイス、あの先生がなさったのかなぁ???
とても漫画本読むような先生に見えなかった。助手もお歳を召した奥様しかおられなかったです。
いったい、どなたが
こわもての老先生がおいら女蛮読んでたと思うとほほえましいです。