神事「オコナイ」さんを13日、無事、終えることができた。

 この地方独特の神事で、くじに当たった人は「当番」をしなくてはいけない。

 ジィジ宅は今年、当番をすることが決まっていたので、準備を開始したが、祭壇の組み方(並べ方)などがわからず、市内の大きな神社の宮司を務める友人に来てもらい、「イロハ」のイから指南してもらった。

 宮司に来てもらう前に道具の点検をしたが、神雛(ひろもぎ)を立てる棒が見当たらない。昨年、当番をした家人に聞いてもわからない。あちこち探したところ、自治会館の倉庫の奥にしまってあった。

 家人は「うちは知らない。誰かが持ち込んだんや」と他人に責任を押し付けるばかり。

 その話を聞いた宮司は「神様の道具を倉庫に片付けておくなんて、罰当たり。一式は当番宅で1年間、大切に預かるもの」と指摘された。

 

 

 

 今月初め、宮司にこれまでの祭壇の写真を見せたところ、「飾り付けがすべて間違っている」と言われた。写真を撮った本人は「知らんがな。前の当番がこうして飾っていたから、まねただけ」と言い訳するだけ。

 結局、宮司が見本を造り、祭りの3日前に持参してもらうことに。

 間違っていたのはしめ縄に吊るす紙垂(しで)の数と向き。お神酒の上に飾る雄蝶(おちょう)、雌蝶(めちょう)も形状が異なり、飾り方も逆。紙垂の折り方や向きも反対だった。

 

 

 

 宮司の造った装飾で無事、祭壇が出来上がったものの、祭典の当日、氏子からコロナ禍以降の簡素化、ルールの適正化を求める声があがり、急きょ皆で協議するはめに。1時間ほど話し合い、次年度、以降の当番の順やしきたりについて、新たなルールが制定された。

 

 本社へと出向き、参拝。すると別の組が飾った祭壇の飾りも間違っていた。

 神主は早く神事を済ませたいのか、淡々と祭礼を執り行う。自治会長の榊、奉納になり、例年、自治会長の奉納に合わせ、氏子が柏手を打つのだが、神主が「皆さんもご一緒に」という号令を忘れ、自治会長のみが柏手を打った。参拝していた氏子約50人は「あれ?」と思ったが、そのまま祭礼も終わってしまった。

 

 後に友人の宮司は市内14の神社を担当している。「集落の数だけ、オコナイの形がある。私は普段、(方法に)口を出さないが、ここの場合は目に余る飾りだった。今後はこの形式を踏襲してほしい」と話していた。