【外道! 政経塾】【番外編】①「経済学(論・説)」と「経済政策」 | 【外道政経塾】外道大魔王指南道場

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恥ずかしながらアメーバに帰ってまいりました。まあ、引っ越し先はバックアップと割り切ります。
ちょっと分野を分けてブログを再出発させます。

【外道! 政経塾】日本の取るべき政策の基本方針(個人的考え)

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【外道! 政経塾】

 【番外編】

  ①「経済学(論・説)」と「経済政策」

自分はこれから、消費税について「肯

定的」な意見や分析や背景を書く。

ただ、意味のない批判やコメントを書

くのは、実は自分は許せる。しかし、こ

ちらが、それに対して答えているにも

関わらず、「それに答えず」「根拠のな

い」コメントを繰り返すアホが居るので

少し、基礎的なことを述べる。

 

まず、経済学関連の本を読めば、その

理論をそのまま政策に当てはめようと

するのは間違いである。

 

例えば、簡単に言えば、ケインズは大

きな政府で、マネーサプライにより、

デフレからのインフレ誘導、インフレ

抑制を論じているが、それは間違いで

はない。しかし、ある経済学者が言う

様に、「経済は人体の様なもの。生き

ている(まあ、真意は流動的だと言い

たいのだと思う)。ケインズの様に、胃

薬と下剤を飲ませて体調を管理する

ことは、危険である」という観点から

「小さな政府論」も出たくらいだ。

 

「消費税は消費を低迷させる」「経済

成長率を鈍らせる」~だから「消費税

は悪だ」とか「日本は戦前に戦費をあ

らゆる間接税により徴取し、戦争に

向かった。だから消費税は禁じ手だ」

とかの主張はおかしいのだ。

 

 

先ほどの経済を人体に例えた場合

と同様に考えると「経済学・論・説」

は、薬であり、その内容には「効能」

と「副作用」が含まれていると考える

と判りやすいだろうか?

 

 

消費税は「消費を低迷させ、中小

企業をも疲弊させ、貧富の差を拡

大させる逆進的な邪悪な税」~と

いう主張も、正しいであろう。

しかし、本当に「効能」は無いのか?

山本太郎氏を始め、野党は大体、

この辺を強く主張する(一部、民主

党の残党などは、自分たちも消費

税値上げを画策しただけに、声は

小さい)が、なぜ、もっと、「効能」の

部分を分析・検討しないのであろう

か。

 

何が言いたいのか?

「経済学(論・説)」と「経済政策」は、

その役割をきちんと考えて主張すべ

きだ。

 

「ケインズが**と言っている様に~」

ではなく、「ケインズが**と言ってい

る」の効能・副作用を考え、「だから

日本の??という状況・特性を考え、

??として(取り入れる・否定する)べ

きだ」と考えないと、話はいつまでも

並行線であり、相互理解は出来ない。

まあ、相互理解をしなくても良いの

だろうが、山本太郎氏の様に政治

活動をされている人は、「本当に

それでいいの?」とならざるを得ない。

 

 

話は大きくそれるが、自分は、かな

り老人のなので大学時代は、マル経

を中心に学んだが、別に、アダムスミ

スの資本論やケインズの近代経済(

当時はそう呼ばれてた(笑))も普通

に学んだ。

しかし、一番学びで大きかったのは

「貧しい国は社会主義的・共産主義

的政策」が、そして「豊かな国は、資

本主義的政策がうまくいく傾向にある

」という、誰が書いたのだか忘れたが、

そう主張する経済学者の本だった。

(幼稚と言われるかも知れないが、当

時、ケインズ全盛?時代で、マル経

系の勉強をしている人は、なぜか、

笑いものにされた時代だ。

だから、自分は日本人の「共産主義

アレルギー」も理解できない。「第二次

世界大戦後、世界で最も発展した

共産主義国家、日本」と揶揄される位

、日本の政策は共産主義・社会主義

的政策が多い。

俺は共産主義は大いに認めてるし、

かつ、すばらしいと思う。

それがゆえに、「日本共産党」の主張

・主義・政策・実態を知れば知るほど、

「日本共産党が共産主義を語るな」

と言いたくなってしまう。

 

誰かの経済論を学んだ、研究した~

は「素晴らしい」「的確な」~「経済政

策を提言できる」では無いのだ。

 

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