ベットに横になり、ぼぅっとしている。
言語をともなう思考が止まる。
だんだんとシーツの感触が他人事になっていく。
世界との輪郭がぼやけていく。
意識の焦点を見失う。
力が抜けきる。
そして。
ふと感じる。
なんだっけ?
私ってなんだっけ?
なんだ?
わたしってなんだ?
この私を不思議に感じている存在はなんだ?
なに?
記憶?ある。
実感?ない。
今、肉体?
私?だれ?なに?これなに?
これを感じる「これ」なに?
これを感じる「これ」なに?
しかし。
この不思議な感覚の賞味期限は短い。
また私は球の内側で乱反射するようになる。
あの不思議は、実感としてもう存在しない。
少し寂しい。