独白するユニバーサル横メルカトル / 平山夢明 | 僕がここにいる不思議

僕がここにいる不思議

猫腰を抱えた犬(gear)の雑記

独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明
光文社
売り上げランキング: 61145
おすすめ度の平均: 3.5

長い時間をかけてちょこちょこ読んでた。
読むきっかけは、このミステリーがすごい!で1位だったから。
たまには、権力に流されるべ。
もうひとつ、グロテスクだから。
たまには、嫌いなものに手を突っ込むべし。
残念ながら、耐性がついてしまっているかのように、
昔ほどの嫌悪感を感じることはできなかったけれど。
書き手の違いもあるのかないのか。
 
 
とりあえず、これがミステリーなのかという問題は置いておいく。
短編集。
 
 
「~(ニコチン)と少年」
題名を略すのは、僕のものぐさなので許して。
本の最初に収録されている作品。
最後の一文で、そうか、と思う。
この人は、僕を置いて行く気だ。
 
 
「Ωの聖餐」
小説は、現実の上位に位置する予想問題だ。
 
 
「無垢の祈り」
以前から好きな形を内包。
 
 
「オペラントの肖像」
おもしろかった。
 
 
「卵男」
おもしろかった?
 
 
「すまじき熱帯」
とくになし。
「好きの反対は無関心」とは誰が言ったのだろうか?
同意はできない。
つまりそういう意味ではないってこと。
 
 
「独白する~」
表題作。
<路><端><区>等で、下世話ににやにや。
僕の重要認識、自由意思にまで食い込んでくる問題。
編図でにやにや。
 
 
「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」
文章等の問題を越えて、
嫌悪の対象となるべき状況を見せられる。
反応はなし。
本格的に大事な何かを忘れてきてしまったようだ。
 
 
 
まとめ
得るものは得た。
横滑りする気はない。
「おもしろくない本はない」
作家の京極夏彦先生の至言。
先生の本は読んだことがない事実を差し置いて。

 
僕にとって、
本とは、自己を見つめなおす作業。
これが第一。
次に、本と対面する。
そんな確認をする。
笑えることに、一冊の本のまとめすらしていない。
本に携わる人に怒られそうだ。