少女七竈と七人の可愛そうな大人 / 桜庭一樹 | 僕がここにいる不思議

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猫腰を抱えた犬(gear)の雑記

少女七竈と七人の可愛そうな大人
桜庭 一樹
角川書店
売り上げランキング: 88272
おすすめ度の平均: 4.5

僕は、性的な自由さにニガい思いを抱く。

貞操観念うんぬん以前に、なんだかとても苦しいのだ。

そもそも自分の欲望すら、心持は心地よいものではない。


だから、「おとなの男たちからの目線」などと書かれると、どきりとしてしまうし、

母の辻斬りにおそれおののく。


しかし、この本では、この問題にとらわれなかった。

一人称の語りと、登場人物たちの会話がたまらなくいい。

全部好きな温度だった。

田中教諭・母、ビショップ・むくむく、先輩・後輩。


でも、最後のたばこはイヤだなぁ。