OVA ガッチャマン 第2話 その4 | 成田家の徒然なる日々 ~15th Season

成田家の徒然なる日々 ~15th Season

来訪される皆様に支えられて15年。昭和の特撮・アニメを取り上げていきます。

↑その3の続きです。

「前衛艦隊が消滅しました。上空の攻撃部隊レーダーより消えました」(兵士)

「馬鹿な。核兵器でも使ったというのか?」(司令)

「放射能は全く検出されていません。未知のエネルギー反応です」(兵士)

「はっはっは。見たか、あの様を。所詮科学力が違うのだ戦いになどはなりはせん。

人類がまだ裸で野原を駆け回っていた頃、我々ギャラクターは既にこれだけの科学力を有していたのだ。我々の歴史と知能に比べればお前達は猿以下なのだという事を教えてやる」(ドナルドソン)

「国連軍艦隊逃走を開始しました」(隊員)

「逃がすな。海底空母ファントム出動せよ」(ドナルドソン)

「ドクター・ドナルドソン」(カッツェ)

「これはカッツェ様」(ドナルドソン)

「国連軍を相手に何を遊んでいるのだ?

科学忍者隊は抹したのだろうな?」

(カッツェ)

はぁ。我が基地内に潜入した模様ですが間もなく我がジュピター忍者軍団が始末するかと」(ドナルドソン)

「手緩い。科学忍者隊は甘く見るな。直ちに全力を挙げて奴らをすのだ。

総裁は科学忍者隊全滅の知らせを今か今かと待ち望んでおられる」(カッツェ)

「総裁X様が!? たっ … 直ちに」

(ドナルドソン)

「これ以上総裁をお待たせするとお怒りに触れるぞ。心しろ」(カッツェ)

「ブラックバード大隊を出動させろ。1時間以内に科学忍者隊を抹するのだ」

(ドナルドソン)

「はっ」(隊員)

「基地内を虱潰しに調べろ」(ドナルドソン)

「案内してもらおうか、基地のメインコントロールルームに」(健)

「それともここでにてぇかギャラクター?」(ジョー)

「もう逃がさんぞ科学忍者隊。

お前達が勝つか。それともギャラクター最強の戦士である我らジュピター忍団が勝つか」(アラン)

「悪いが今お前達に構っている暇はない」(健)

「門藤無用。

勝負」(アラン)

「はっはっはっはっは。この結界からは逃れられんぞ科学忍者隊。

偉大なるギャラクターのテクノロジーが力。

思い知るがいい」(アラン)

「はぁっ!」(女ジュピター)

「はっ!」(ジュン)

「ふん」(ジョー)

「ふっ」(ジョー)

ねぇガッチャマン」(アラン)

「科学忍法影分身」(健)

「結界破れたり」(健)

「何?」(アラン)

「バードラン」(健)

「さぁコントロールルームに案内してもらおうか」(健)

「そこまでだガッチャマン」(ドナルドソン)

「天井が?」(甚平)

「見事な戦いぶりだ科学忍者隊の諸君。

正直言って君達を見くびっていたようだ。

さすがは南部博士が作り上げた部隊だけの事はある。だが所詮は我々の敵ではない。

いくら君達でもブラックバード大隊を相手に4人で戦う事は不可能だ。

ジュピター忍群より力は劣るが、その残虐性では引けを取らぬ。

私が合図をすれば3秒で君達はズタズタに引き裂かれる事だろう。

それともこの私に命乞いをしてみるかねガッチャマン?」(ドナルドソン)

「ちっ。こうなったら1人でも多くギャラクターを道連れにしてやるぜ」(ジョー)

「甚平、私のそばを離れちゃダメよ」(ジュン)

「お姉ちゃんはおいらが守ってやるって」

(甚平)

「みんな最後まで諦めるな。最後の最後までチャンスに賭けるんだ」(健)

「見事だ諸君。恐怖を抑え理性によって闘志を失わぬとは。だが我々に対抗する為にはそのような粗末な力を幾ら合わせた所で話にならんよ。

それではあの世に行ってもらおうか? ふふふふふ。ははははは。

ははははははは」(ドナルドソン)

「はっはっはっはっは」(レッド)

「誰だ? 誰だ笑っているのは?」

(ドナルドソン)

「はっはっはっはっは。

ははははは」(レッド)

「貴様、何がおかしい? 何を笑っているのだ」(ドナルドソン)

「ドクター、あれはブラックバードではありません」(アラン)

「その通り。

科学忍者隊と国連軍に気を取られ過ぎたな?」(レッド)

「何?」(ドナルドソン)

「ドクター・ドナルドソン。ギャラクター、ナンバー2と聞いていたが思ったより間抜けだったな」(レッド)

「間抜けは貴様の方だ。何者か知らんが周りを見ろ」(ドナルドソン)

 

↓その5へ続く。