ハイチの救援活動のため、日本政府が派遣する国際緊急援助隊医療チーム24人が16日夜、成田空港からチャーター機で出発した。また、日本赤十字社の近衞忠※社長(70)も同日、民間機で出発、後続の日赤医療チーム8人は17日に出発する。

 国際緊急援助隊医療チームは外務省職員、医師、看護師ら。米マイアミまで飛び、訓練で米国に派遣されている航空自衛隊のC130輸送機に乗り換えて17日にもハイチ入りする。出発に先立つ結団式で、団長で外務省の二石昌人・地域調整官(58)は「一人でも多くの命を救えるよう、心をこめて従事したい」と述べた。

 近衛社長は「現地を見たうえで、国際的な救援体制を考えたい」と話した。

 一方、日赤医療チームで連絡調整などを担当する大阪府支部の森正尚救護係長(41)も伊丹(大阪)空港から羽田空港へ向かった。95年の阪神大震災で初めて緊急支援活動をした森さんは「徹夜で神戸市内を回ったあの日が原点。経験を生かしたい」と語った。【斎川瞳、田中龍士】

 ※火へんに「軍」

【関連ニュース】
ハイチ大地震:米原子力空母が到着 救援本格化
ハイチ大地震:仏、支援の国際会議開催へ 米などと共同で
ハイチ大地震:米スポーツ界が支援 ウッズも検討
ハイチ大地震:死者20万人に 「生存の限界」経過
ハイチ大地震:「生存の限界」迫る 海外救援隊、活動困難

早大の賠償減額 東京高裁「つくば市、過失大」 風力発電訴訟(産経新聞)
当直の駅員寝坊、始発に8人乗れず…JR関西線(読売新聞)
「本国と連絡取れず」ハイチ駐日大使が会見(産経新聞)
バイオ後続品の共同開発で提携交渉―日医工(医療介護CBニュース)
大久保容疑者の「接待」報道 東京・向島は穴場なのか(J-CASTニュース)