今週あたまのどうでもいい話。


1ヶ月くらい前に250ルピーをおっさんに貸した。

日本円で500円くらい。


家のビルの一階のところでガードマンやってるおっさん。

家族も多分なく、

けっこうずっとお世話になってるおっちゃんなんだけど、それが1ヶ月前のある日、お金を借りにきた。


といってもこのおっさんヒンディー語しか話せない。

それがどうやって金を借りたかというと、誰に書いてもらったのか英語の紙を持ってきた。


"I have 250rs, please i back ××"みたいな、なんとなーく意味の分かる文章。

そのときあんま元気じゃなかったりしたのもあって、250ルピーくらいならいいか、と思って貸した。

でもそのあとすぐに冷静になって、お金貸したことを後悔した。

その日は近所で祭りをやっていた。


さてお金を返してもらう日が近づいて、前のガードマンはいつの間にかいなくなり、新しいガードマンが来た。

なんとなく、やっぱりな、と思った。

250ルピーは、たぶん彼らにとって結構なお小遣いだ。

強制的に外国人料金で餞別を取られたかな、とあきらめることにした。

そんなこんなで約束の日も1週間過ぎた。



そのおっさんが、今週のはじめフラットに来ていた。

顔を見たとたんイラっときたんだが、おっさんは何もいわずに財布を取り出す。

貸していたのとぴったり同じ250ルピーを差し出してきた。


近くには奥さんと小さい子供がいた。

事情は今でも分からないが、お金を返しに来たことに驚いた。

ちょっとうれしかった。もうお金は貸さないけど。


今でもおっさんは何事もなかったかのようにうちのガードマンをしてます。

多分会社が小さければ小さいほど、はじめたばっかりの会社であるほど、「お客さまのご要望に柔軟に対応する」というのは求められると思う。

そうじゃないとお客様をとってくるのが難しいから。


ただその「柔軟さ」の範囲を決めとかないと痛い目にあいそうだ、っていうのを今日感じた。

ここまでは確実に対応するっていう「ホワイトゾーン」と、これはさすがにできないっていう「ブラックゾーン」があるんだけど、その間には微妙な「グレーゾーン」がある。


ビジネスが複雑になればなるほどこのグレーゾーンは広くなると思うんだけど、これがなかなか悩ましい。

例えば「このお客さんはPotential Clientだからこの条件で対応しよう」っていって例外を作ることはあるわけだけど(ボリュームディスカウントとか)、そのラインを作ってないとたまに混乱を招く。

値段だけじゃなくて納期だったり、ほかの条件だったりとか要素が増えてくるとなおさら。


CS側の人間が一人しかいないうちはそれでも対応できるんだけど、複数になってくるとごちゃごちゃになっちゃいそう。俺はいつもブランドマネジャーに"Are you confused?"的なことを聞かれる。

どうも頭の中の整理が得意ではないらしい。ははは。


現実的にすべての案件をオーダーメイドするのは現実的じゃなくて、例外が増えるとその分しんどくなる。

とくに大企業の中には俺のような(混乱しやすい)人間もいるわけで、しかもお客様と接する部分が増えるわけで、そういうところならなおさら決定プロセスを自動化することが求められるわけで、グレーゾーンを狭くすることになる。

もちろん会社が強くなれば「グレーゾーンをブラックゾーンに侵食させる」っていう方法でグレーゾーンを狭くすることができるんだ。


あぁ、だから「お客様のご要望に柔軟に対応いたします」というのは中小企業の特権で、強みなんだな、と超遠回りした結論を出してみる。


最近思うのが、自分はグレーゾーンを広げてしまっている気がする。

プラス、インド人的考えではグレーゾーンは広い気がする。

いや、うちの会社しか知らないのにそれをいうのは早すぎるな。

でもグレーゾーンの仕事を積極的に取ってこようとするガツガツさにはちょっと引いた記憶がある。

「ちょ、しわ寄せはCSに来るんだってば!」


はい、途中で飽きたので結論なし。

インドの中央統計機構(Central Statistical Organisation:CSO)が2009年5月29日付けで発表した報告書によると、2008年度の一人当たり国民所得が37,490ルピーとなり、月収にして3,000ルピーを超えたという。

これは2007年度の一人当たり国民所得の33,283ルピーと比較して12.2ポイントの上昇。

インド国内における平均月収が3,000ルピーを超えるのは史上初めてのこと。


しかしながら2005年以来継続している9%あまりの成長率と比較し、2008年度の経済成長率は6.7%と若干低めだった。

またインドの国民所得全体としてみると、人口増加も手伝って昨年度より14.2ポイント上昇の43兆2,600万ルピー。

人口は1,600万人の増加で11億5,400万人。


3,000ルピーというと日本円にしてだいたい6,000円ほど。

地域差もかなりあるはずで、自分のいるムンバイは絶対もっと高い。