窯元である景徳鎮奥州試験場のヤフオクやブログ、私共のヤフオクの説明ですでにご存知の方も多いことと思いますが、景徳鎮の状況が激変しています。
今までも状況は常に変化していて、出来の良い倣古作品がほとんど手に入らなくなったこともずいぶん以前にお知らせいたしました。
今回はハイレベルな磁器全体のことで、景徳鎮市の再開発などによる急激な変化で人件費が3倍以上になり、様々な物価も何倍にもなって景徳鎮で作られているハイエンド磁器は大変な価格上昇をしています。
全景徳鎮の昔ながらの分業体制が崩壊しつつあり、手仕事の技術は今後途絶えてしまうものも少なくない状況になっています。
これまで本景徳鎮の材料で作っていたところも、絵付師を確保するために材料を台湾土などの安い材料に変えて全体の価格を抑えたりしているようです。
そんな中、ホンハイは材料も絵付けのレベルも変えることはありませんが、工賃や物価の高騰で今までのような作品を今までのような価格では販売はもちろん作ることすらできなくなります。
すでに今後ハイエンドの色絵シリーズは絵付師を確保することが難しく、製造は中止となりました。
材料の価格も高騰していますが、それ以上に技術者特に上手い絵付師は少ない上に昨今は辞める人も多く技術者を捕まえることが大変難しい状況で、人件費は以前に増して上昇しています。
今後ホンハイでもハイエンドの色絵の新しい作品が作られるとすれば、価格は5倍、10倍になってしまうことでしょう。
これまで以上に本景徳鎮の作品はご紹介することが難しくなっています。
このような状況の中ですが、ホンハイと景徳鎮奥州試験場ではなんとか本景徳鎮の作品を皆様にご紹介できるようにと新しいシリーズの第一弾を制作し、迎茶でも少しですがご紹介させていただけることになりました。
奥州試験場のヤフオクやブログでご覧になった方も多いかと思います、本景徳鎮の材料を使ったとても美しい白磁の馬蹄杯です。
今回完品を一つだけご紹介いたします。
同時にこれも一客だけですが、すでに製作を終了したハイエンドの色絵シリーズ、細密花鳥図カップ&ソーサーのアウトレットを販売いたします。
厳選品は30万円以上の価格でご紹介していたシリーズの作品です。
詳しいことはは明日以降アップしますので、ぜひご覧ください。