平成29年2月8日(水)に開かれた「東三河広域連合2月定例会本会議 一般質問」で私、竹内しげやすが行った一般質問の内の大きな1番、「ジビエ振興について」の全文を掲載いたします。
<質問要旨>
1、ジビエ振興について
(1)捕獲された有害鳥獣の処分について
(2)ジビエ解体処理施設について
(3)ジビエ活用の現状について
(4)広域での取り組みについて
(ア)移動式解体処理車の状況について
(イ)ほの国ジビエブランド化について
(ウ)東三河でジビエグランプリ開催の可能性について
昨年の8月定例会には、「有害鳥獣被害防止対策について」を取上げさせて頂きました。東三河全域の被害状況、捕獲頭数や各市町村での主な取組を調べて頂きました。全国的にワイヤーメッシュ柵設置にる被害防止策が進んでるなか、蒲郡市も山裾全域を囲う万里の長城作戦を5カ年計画で展開しています。
イノシシの捕獲数も、平成27年度1年間で216頭が、平成28年11月末までで、つまり8ヶ月間で333頭の捕獲数となっています。
前回の8月議会の折には、広域で連携して、被害防止の取組の可能性を伺ったわけですが、その時の御答弁が、
「多くの課題がありますが、有害鳥獣の被害は深刻化しつつありますので、今後、構成市町村の意向も確認するなど、広域で取り組む可能性について勉強してまいりたいと考えています。」 勉強するだけではなく!
是非前に進めて頂きたいと思います。そこで、今回は、話題になっている捕獲した野生鳥獣の肉、ジビエ。ジビエの活用で地域活性化を図る、ジビエ振興について伺ってまいります。
まず最初に
(1)捕獲された有害鳥獣の処分の現状について伺います。
答弁) 捕獲された有害鳥獣は、放置はせず、その大部分は専ら埋設、焼却等によって処分されており、食肉としての有効利用は、安全性、安定供給、採算性などの課題から、現在のところ一部にとどまっている状況と伺っております。
愛知県の状況ですが、平成26年度に有害鳥獣や狩猟によりイノシシ9,432頭、ニホンジカ3,362頭が捕獲されていますが、そのほとんどが埋設されており、食肉として加工・利用されるのは、わずか9%程度となっています。
ほとんどが利用されづに埋設処分されているという現状がよく分かりました。
前回調査していただいた東三河全域の捕獲状況はと言いますと、
イノシシは2,177頭 シカ2,320頭 合計4,497頭の捕獲数があるわけですがそのほとんどが利用されずに処分されているのが現実とすると“もったいない”と私は思うのですが・・・
野生鳥獣の肉を販売するには食品衛生法に基づいた「解体処理施設」で処理されたものしか販売してはならないとする規制があると思いますが。
(2)ジビエ解体処理施設の現状にについて伺います。
答弁) イノシシやニホンジカを解体処理し食肉として販売するには、食品衛生法に基づく、食肉処理業、食肉販売業の許可を受けた施設で処理する必要があり、厚生労働省の調べによりますと、それを満たした施設は全国で約400箇所ございます。
愛知県には現在4カ所ありますが、東三河地域には、新城市にあります「三河猪家」(平成20年4月開設)と、設楽町の「奥三河高原ジビエの森」(平成27年4月開設)といった民間事業所があり、法令に基づきジビエの解体処理を行っております。
全国では約400箇所、愛知県では4ヶ所でその内2ヶ所が東三河ということですが捕獲頭数に比較して意外と少ないように思えるのですが。
長野県では鳥獣対策・ジビエ振興室なるものがあり、三重県では、みえジビエ登録制度、岐阜県ではぎふジビエ登録制度を設けてジビエ振興に努めていますが
愛知県のジビエ活用の現状は如何でしょうか。
(3)ジビエ活用の現状について伺います。
答弁) 最近では、野生鳥獣による農産物被害防止対策の強化とともに、資源を有効活用し新たな地域活力を生む観点から、捕獲したイノシシやニホンジカを地域資源(ジビエ)として活用することが期待されております。
愛知県も、県内で捕獲され、県内の食品営業許可(食肉処理業)を受けた処理場で処理されたイノシシとニホンジカの肉を「愛知産ジビエ」として消費拡大を図っているところです。
「奥三河高原ジビエの森」の統計では、昨年4月から11月までの8か月の間で、イノシシ79頭、ニホンジカ106頭の処理をしており、処理されたジビエは、道の駅もっくる新城、地元飲食店・小売店、豊橋・名古屋の飲食店等が販売先となっているほか、インターネットを活用して全国にも販売されております。

最近の新聞報道を見ますと、設楽町の「奥三河高原ジビエの森」が取上げられています。2月3日付けの新聞(中日新聞)には、「2月4日に奥三河高原ジビエの森に直売所がオープンする。これまで手掛けていなかった小売を通し、奥三河産ジビエの販路拡大を目指す。」とあります。また、少し前の新聞には、
「ジビエ振興設楽から」移動式処理車が実証実験
捕獲したシカやイノシシを食肉に加工する全国初の移動式解体処理車が、設楽町津具の処理施設「奥三河高原ジビエの森」を拠点に1月6日から実証実験をはじめた。とあります。そこで、移動式解体処理車の状況について伺います。
(4)広域での取り組みについて
(ア)移動式解体処理車の状況について
答弁) 移動式解体処理車は、日本ジビエ振興協議会、長野トヨタ自動車(株)が共同開発を進める特装車で、最大の特徴は、車内で内蔵摘出、剥皮、解体といった一次処理を衛生的に行うことができる点だと伺っています。2015年に計画がスタートし、2016年(昨年)7月に試作車が完成、以後、実運用に向けた実証実験が進められているところであります。
実証実験は愛知県を含む全国5県で進められていますが、愛知県内では、設楽町津具の「奥三河高原ジビエの森」が実験の拠点となっており、車両設備等
の精度を高めるなど実運用に向けた各種調査が行われているところであります。
将来的に移動式解体処理車が導入されれば、捕獲された場所へ近接し車内で素早い処理をすることができるようになり良質な食肉利用が可能になる、また、運搬の手間・時間の軽減もできるため「ビジネス」として成立する可能性があるなど、その実用化に向け期待を集めているところであります。

シカやイノシシは、仕留めてから一時間以内に処理しないと鮮度が落ち、商品化が困難という理由からジビエの活用が伸び悩んでいるとしたら、この移動式解体処理車の活用で解決するのではないでしょうか。
私が5年位前に処理施設を有している自治体にアンケートをとったことがあります。一番の問題点は、個体数の確保と採算が合わないという点でした。
5年経過した今は様々な工夫がされてジビエ振興に繋げているものと思います。
そこで東三河でのジビエの取組として
(イ)ほの国ジビエブランド化について伺います。
答弁) 地域ならではの特産品のブランド化が求められる背景として、安全で健康、そして高品質な商品を好む消費者ニーズの高まり、さらには宅配便などの物流革命、インターネットをはじめとした情報通信革命などの環境変化があげられます。
このような環境変化により、その商品が持つ「ブランド」のイメージで消費者が購入判断を下すといったケースも増えていますので、地域の本気度をブランド
イメージとして上手に表現しアピールを強めることで、小規模な産地や個人の生
産者でも全国や世界に、その販路を拡げることが可能となっています。
そうした中、最近ではジビエのブランド化は中山間地の振興策として注目も集めており、東三河のジビエをブランドとして確立することで、ジビエを知ってもらい美味しく食してもらうための商品開発及び販路構築などの取り組みへと拡がり、さらには地域活性化の好循環に繋がる将来的な可能性もございますので、ブランドショップ構想を推進していく中で、広域でのジビエブランド化についても勉強してまいりたいと考えています。答弁) 昨年の11月に豊田市稲武で開催されたジビエグランプリは、野生鳥獣による農作物被害防止活動の一環として、捕獲したイノシシやニホンジカをジビエとして活用し、その魅力を広く発信し消費拡大を図ることをねらいとした愛知県の事業であります。
このグランプリには、県内の14の事業者が出展しておりますが、東三河地域からも、新城市から「三河猪家」、設楽町から「アグリステーションなぐら」「設楽特販」「奥三河高原ジビエの森」の計4事業者が出展し、ジビエを使った様々なオリジナル料理を来場者に提供し、おいしさを競ってきたと伺っているところであります。
そうした中、議員の言われる「東三河でのジビエグランプリ開催」に関しては、幅広く東三河のジビエを発信する観点からその有効性は考えられるものの、実際に開催するためには、平成23年度以降、愛知県内の事業者を対象にジビエグランプリに取り組んでいる県の意向、さらには東三河の構成市町村の意向を踏まえながら検討を進める必要があると考えています。

初めて検討というお言葉が聞くことができました。
今から約5年間前の平成23年12月3日土曜日にどんぐりの里いなぶで開催されました「ジビエ・グルメ・グランプリ2011」を見学に行ってきました。4日日曜日には大村知事もお見えになって試食されたとのことです。その時のグランプリは、「猪肉のぬか漬け焼肉・しぐれ煮丼」で準グランプリは「猪肉ミンチ米粉(こめこ)入りカレーパン」でした。
規模的には小さなイベントですがジビエ料理の普及になると思います。
ジビエブランドの事業化、そして、東三河で「ジビエ・グルメ・グランプリ」の開催実現に向けて取組んで頂くことをお願いして、次の質問に移りたいと思います。
*大きな2番「介護保険の統合について」は整理付き次第掲載いたします。
<質問要旨>
1、ジビエ振興について
(1)捕獲された有害鳥獣の処分について
(2)ジビエ解体処理施設について
(3)ジビエ活用の現状について
(4)広域での取り組みについて
(ア)移動式解体処理車の状況について
(イ)ほの国ジビエブランド化について
(ウ)東三河でジビエグランプリ開催の可能性について
昨年の8月定例会には、「有害鳥獣被害防止対策について」を取上げさせて頂きました。東三河全域の被害状況、捕獲頭数や各市町村での主な取組を調べて頂きました。全国的にワイヤーメッシュ柵設置にる被害防止策が進んでるなか、蒲郡市も山裾全域を囲う万里の長城作戦を5カ年計画で展開しています。
イノシシの捕獲数も、平成27年度1年間で216頭が、平成28年11月末までで、つまり8ヶ月間で333頭の捕獲数となっています。
前回の8月議会の折には、広域で連携して、被害防止の取組の可能性を伺ったわけですが、その時の御答弁が、
「多くの課題がありますが、有害鳥獣の被害は深刻化しつつありますので、今後、構成市町村の意向も確認するなど、広域で取り組む可能性について勉強してまいりたいと考えています。」 勉強するだけではなく!
是非前に進めて頂きたいと思います。そこで、今回は、話題になっている捕獲した野生鳥獣の肉、ジビエ。ジビエの活用で地域活性化を図る、ジビエ振興について伺ってまいります。
まず最初に
(1)捕獲された有害鳥獣の処分の現状について伺います。
答弁) 捕獲された有害鳥獣は、放置はせず、その大部分は専ら埋設、焼却等によって処分されており、食肉としての有効利用は、安全性、安定供給、採算性などの課題から、現在のところ一部にとどまっている状況と伺っております。
愛知県の状況ですが、平成26年度に有害鳥獣や狩猟によりイノシシ9,432頭、ニホンジカ3,362頭が捕獲されていますが、そのほとんどが埋設されており、食肉として加工・利用されるのは、わずか9%程度となっています。
ほとんどが利用されづに埋設処分されているという現状がよく分かりました。
前回調査していただいた東三河全域の捕獲状況はと言いますと、
イノシシは2,177頭 シカ2,320頭 合計4,497頭の捕獲数があるわけですがそのほとんどが利用されずに処分されているのが現実とすると“もったいない”と私は思うのですが・・・
野生鳥獣の肉を販売するには食品衛生法に基づいた「解体処理施設」で処理されたものしか販売してはならないとする規制があると思いますが。
(2)ジビエ解体処理施設の現状にについて伺います。
答弁) イノシシやニホンジカを解体処理し食肉として販売するには、食品衛生法に基づく、食肉処理業、食肉販売業の許可を受けた施設で処理する必要があり、厚生労働省の調べによりますと、それを満たした施設は全国で約400箇所ございます。
愛知県には現在4カ所ありますが、東三河地域には、新城市にあります「三河猪家」(平成20年4月開設)と、設楽町の「奥三河高原ジビエの森」(平成27年4月開設)といった民間事業所があり、法令に基づきジビエの解体処理を行っております。
全国では約400箇所、愛知県では4ヶ所でその内2ヶ所が東三河ということですが捕獲頭数に比較して意外と少ないように思えるのですが。
長野県では鳥獣対策・ジビエ振興室なるものがあり、三重県では、みえジビエ登録制度、岐阜県ではぎふジビエ登録制度を設けてジビエ振興に努めていますが
愛知県のジビエ活用の現状は如何でしょうか。
(3)ジビエ活用の現状について伺います。
答弁) 最近では、野生鳥獣による農産物被害防止対策の強化とともに、資源を有効活用し新たな地域活力を生む観点から、捕獲したイノシシやニホンジカを地域資源(ジビエ)として活用することが期待されております。
愛知県も、県内で捕獲され、県内の食品営業許可(食肉処理業)を受けた処理場で処理されたイノシシとニホンジカの肉を「愛知産ジビエ」として消費拡大を図っているところです。
「奥三河高原ジビエの森」の統計では、昨年4月から11月までの8か月の間で、イノシシ79頭、ニホンジカ106頭の処理をしており、処理されたジビエは、道の駅もっくる新城、地元飲食店・小売店、豊橋・名古屋の飲食店等が販売先となっているほか、インターネットを活用して全国にも販売されております。

最近の新聞報道を見ますと、設楽町の「奥三河高原ジビエの森」が取上げられています。2月3日付けの新聞(中日新聞)には、「2月4日に奥三河高原ジビエの森に直売所がオープンする。これまで手掛けていなかった小売を通し、奥三河産ジビエの販路拡大を目指す。」とあります。また、少し前の新聞には、
「ジビエ振興設楽から」移動式処理車が実証実験
捕獲したシカやイノシシを食肉に加工する全国初の移動式解体処理車が、設楽町津具の処理施設「奥三河高原ジビエの森」を拠点に1月6日から実証実験をはじめた。とあります。そこで、移動式解体処理車の状況について伺います。
(4)広域での取り組みについて
(ア)移動式解体処理車の状況について
答弁) 移動式解体処理車は、日本ジビエ振興協議会、長野トヨタ自動車(株)が共同開発を進める特装車で、最大の特徴は、車内で内蔵摘出、剥皮、解体といった一次処理を衛生的に行うことができる点だと伺っています。2015年に計画がスタートし、2016年(昨年)7月に試作車が完成、以後、実運用に向けた実証実験が進められているところであります。
実証実験は愛知県を含む全国5県で進められていますが、愛知県内では、設楽町津具の「奥三河高原ジビエの森」が実験の拠点となっており、車両設備等
の精度を高めるなど実運用に向けた各種調査が行われているところであります。
将来的に移動式解体処理車が導入されれば、捕獲された場所へ近接し車内で素早い処理をすることができるようになり良質な食肉利用が可能になる、また、運搬の手間・時間の軽減もできるため「ビジネス」として成立する可能性があるなど、その実用化に向け期待を集めているところであります。

シカやイノシシは、仕留めてから一時間以内に処理しないと鮮度が落ち、商品化が困難という理由からジビエの活用が伸び悩んでいるとしたら、この移動式解体処理車の活用で解決するのではないでしょうか。
私が5年位前に処理施設を有している自治体にアンケートをとったことがあります。一番の問題点は、個体数の確保と採算が合わないという点でした。
5年経過した今は様々な工夫がされてジビエ振興に繋げているものと思います。
そこで東三河でのジビエの取組として
(イ)ほの国ジビエブランド化について伺います。
答弁) 地域ならではの特産品のブランド化が求められる背景として、安全で健康、そして高品質な商品を好む消費者ニーズの高まり、さらには宅配便などの物流革命、インターネットをはじめとした情報通信革命などの環境変化があげられます。
このような環境変化により、その商品が持つ「ブランド」のイメージで消費者が購入判断を下すといったケースも増えていますので、地域の本気度をブランド
イメージとして上手に表現しアピールを強めることで、小規模な産地や個人の生
産者でも全国や世界に、その販路を拡げることが可能となっています。
そうした中、最近ではジビエのブランド化は中山間地の振興策として注目も集めており、東三河のジビエをブランドとして確立することで、ジビエを知ってもらい美味しく食してもらうための商品開発及び販路構築などの取り組みへと拡がり、さらには地域活性化の好循環に繋がる将来的な可能性もございますので、ブランドショップ構想を推進していく中で、広域でのジビエブランド化についても勉強してまいりたいと考えています。答弁) 昨年の11月に豊田市稲武で開催されたジビエグランプリは、野生鳥獣による農作物被害防止活動の一環として、捕獲したイノシシやニホンジカをジビエとして活用し、その魅力を広く発信し消費拡大を図ることをねらいとした愛知県の事業であります。
このグランプリには、県内の14の事業者が出展しておりますが、東三河地域からも、新城市から「三河猪家」、設楽町から「アグリステーションなぐら」「設楽特販」「奥三河高原ジビエの森」の計4事業者が出展し、ジビエを使った様々なオリジナル料理を来場者に提供し、おいしさを競ってきたと伺っているところであります。
そうした中、議員の言われる「東三河でのジビエグランプリ開催」に関しては、幅広く東三河のジビエを発信する観点からその有効性は考えられるものの、実際に開催するためには、平成23年度以降、愛知県内の事業者を対象にジビエグランプリに取り組んでいる県の意向、さらには東三河の構成市町村の意向を踏まえながら検討を進める必要があると考えています。

初めて検討というお言葉が聞くことができました。
今から約5年間前の平成23年12月3日土曜日にどんぐりの里いなぶで開催されました「ジビエ・グルメ・グランプリ2011」を見学に行ってきました。4日日曜日には大村知事もお見えになって試食されたとのことです。その時のグランプリは、「猪肉のぬか漬け焼肉・しぐれ煮丼」で準グランプリは「猪肉ミンチ米粉(こめこ)入りカレーパン」でした。
規模的には小さなイベントですがジビエ料理の普及になると思います。
ジビエブランドの事業化、そして、東三河で「ジビエ・グルメ・グランプリ」の開催実現に向けて取組んで頂くことをお願いして、次の質問に移りたいと思います。
*大きな2番「介護保険の統合について」は整理付き次第掲載いたします。