愛知、三重県沖で、国産エネルギーとして期待される「メタンハイドレート」の産出試験に向けて、深さ約千メートルの海底に井戸を掘る作業が始まった。この準備作業を六月中旬までに終えて来年二~三月ごろ、四年ぶりのガス産出に挑む。

経済産業省の委託で、地球深部探査船「ちきゅう」が五月十二日、清水港(静岡市)を出港。愛知県渥美半島の南七十七キロの洋上で、ドリルのついたパイプを深さ千メートルの海底まで下ろし、そこから深さ約三百メートルにあるメタンハイドレートの地層の手前まで掘る作業を昼夜徹して続けている。


メタンハイドレートはメタンガスが氷のように固体化した状態で埋まっている。実施主体の独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」は二〇一三年三月、同じ地点で世界で初めて海底からガスの産出に成功。だが大量の砂が井戸に流れ込むトラブルが起き、二週間の予定だった産出試験は六日間で終了した。来年二月以降に挑戦する二度目の試験は三十日間の産出が目標で、商業化に必要なデータを集める。

「メタンハイドレート」については、このブログでも何度か紹介いたしました。特に2012年7月22日には蒲郡市生命の海科学館にてメタンハイドレートと海洋資源と題しての特別シンポジウムも開かれています。
18年越しの開発計画は、残り3年のみとのこと、国産資源が夢のままに終わらぬよう、研究段階から商業ベースに踏み出す成果が求められています。

メタンハイドレート