ここ数日、友人、知人より、病気に関する連絡を頂きました。
先週に、夜学時代の友人より電話を頂きました。
その友人は早くに御両親を亡くし、たったひとりのお兄さんも生活保護の御病気持ちで、ずっとおひとりで生きて来られた方なのでした。
その友人が「りゅうちゃんだけにはお話ししておきたかった事なのですが・・・・。」・・・・と・・・・・・。
友人が伝えたかったお話しとは、
実は、数年前に手術した食堂癌がリンパより転移していて、それが肺にまで及び、持っても1年なのだということでした。他の友人に話して泣かれると辛くなってしまうけど、りゅうちゃんならきっと力を貰えると思ったから・・・と。
また、つい先日お会いした30年来のお付き合いの友人(お客様)も、半年前に卵巣癌を患い、3年以内に再発したらダメだろうな・・・とおっしゃってました。再発率50%なんだと、気丈に話してました。
彼女は日本のトップブリーダーで、そんな体でも現在も世界各国にジャッジで飛び回ってます。
先日の日曜日に予約を下さって、土曜日の夜に泊りに来ていた那須の友人も、お父さんが末期癌の抗癌治療の入院中に来仙して下さいました。お父さんよりもお母さんが情緒不安定で大変だと言ってました。
そして、今朝、20年来のお客より電話が欲しいと1通のメール。その方の奥様も末期癌でした。
何か嫌な予感をしながら電話をすると、奥様の容体が悪化したとのことで、昨夜は一晩ひとりで泣き明かしたけれど、誰かに話しを聞いて欲しくて、御夫婦をよく知っている私に連絡をくれたとのこと。
その方も、奥様を亡くしたら天蓋孤独の人となってしまいます。どれだけ奥様を支えに生きてこられたことかと、残念に思いました。奥様は40台前半で、速すぎる位早く進行してしまいました。
辛い時にはいつでも連絡をくれる様に伝えました。そして何よりも笑顔を忘れない様に励ましました。
朝に御来店なされた県外常連のお客様は、子供同様に可愛がってきたワンちゃんが亡くなったとのことで、その悲しみを癒すことが出来ずに泣いてばかりいたら、旦那様に「りゅうちゃん先生の所に行ってきて、少し気持ちを切りかえして来なさい」・・・と言われて御来店されたとのこと。
その子も癌に侵されていて、お医者さまが一気に3種類の抗生剤を投与して急死されたとのこと、本当に子供の様に可愛がられてきたのを見てきたのでとても気持ちが解りました。
亡くなる直前に、全身全霊を込めた様に大きな声で「ワオ~~~ン」と遠吠えの挨拶をして、ゆっくりと息を引き取ったとの事。その声が、力果ててゆく姿が頭から消えないのだと・・・・・・・大粒の涙を流されてました。
注射を一気にしないでと言わなかった自分の責任だと自分を責められていました。医者は何故そのような処置をしてひとことも謝らないのか・・・・・・・。行き場の無い悲しみもは悔いという形で残ってしまうものです。
子供を医者の判断で、思いもしない時期に亡くす悲しみは、例えようもありません。
お客様の流す涙と一緒に涙してしまいましたが、前進できる提案などを、お客様の心を癒せるように言葉を伝えさせて頂きました。
お帰りの時には、「きっと天国に行ったよね・・・・」と、笑顔で帰られて行きました。
いずれの方々にしても、心から外して考えることなど出来ないことと思えます。
その方々に対して何ができるか・・・・。いや、実際には直接何もしてあげることなどはできないけれど・・・・・・。
励ますことしかできないけれど・・・・・・・。
笑顔で支えることしか出来ないけれど・・・・・・・・・。
季節を、空を土を緑を、見るもの聞こえるもの、些細なことのひとつひとつを・・・・・・・・・・・・。
そんなひとつひとつに、心を傾ける時間がありますようにと祈るしかできないけれど・・・・・・・・・・・・。
わたしを必要と思ってくださった方々の心に・・・・・・・力不足で申し訳ないけれど・・・・・・・。
少しでも寄り添ってあげたいと考えてました。
運命、天命・・・・・・・・・全てをこの言葉で決めてしまうのにはまだ早い。
大切な人達の為に、私も強くありたいと願ってました。
