鋼の錬金術師-04 | 鷲

私の読書の感想

エンヴィーはスライサー兄弟の血印を刀でグサグサと刺す。
エドは彼にチビと言われ腹が立ち 歯向おうとするが右腕の機械鎧が動かなくなってしまう。
ウェンリィのミスによる故障。エルリック兄弟はラストたちに”生かされている”ということ。
チョッパーの揺さぶりで動きが鈍くなったアル。認めてしまえば楽になる。
ロスとブロッシュが駆けつける。すると 施設が突然 爆発し崩壊していく。
中にはエドがいる。煙の中からエンヴィーがエドを抱えてやってきた。エドを置いて去っていく。
チョッパーの姿もない。第五研究所の近くに建つ刑務所内では大きな音により囚人が興奮している。
そんな中 鼻歌を歌っている男がいた。爆弾狂の”キンブリー” 彼の掌には錬成陣が。
エドの病室。ロスは彼にビンタする。もう少し大人を頼ってほしいと。信用してほしいと。

この際 敬語を使わなくていいというエド。二人は子供に敬語を使うのがしんどかったらしい。
アルの姿がない。とりあえずウィンリィに電話する。怒られるのを覚悟していたが、
彼女は自分のミスをせいだと思っていて、やけに素直に接してくる。今から 中央に出張してくる。
マスタングはヒューズの嫁自慢 娘自慢を聞かされていた。彼は家族のことが好きらしい。
29歳 マスタング。仕事中に自慢話しをされて不機嫌だ。
ウィンリィが病室に着いた時 エドは包帯でグルグル巻きになっていた。
アレックスのあつい抱擁に身体が耐えれなかったのだ。さっそく機械鎧の修理を始めるが。
最近 アルの様子が変だ。病室にヒューズはきた。
泊まるところを確保していないウィンリィを無理矢理 家に連れていく。
今日は 娘のエリシアの3歳の誕生日なのだ。家の中には彼の親戚は多くいた。
何事も みんなで祝った方が楽しい。ウィンリィはエドたちのことを心配している。
あの若さで”人間兵器”と呼ばれている国家錬金術師になったエド。
眠ることも食事をとることもできなくなったアル。
今日 エドの機械鎧をみたらもう 傷がたくさんはいっていた。体も傷だらけで。
それでも 絶対何があったのか話すことはないし。
もし 私が本当の兄弟だったら怪我のことを話してくれたのかな。
男というものは言葉より行動で示すから、ウィンリィに話さないのも信用しているからで、

もし二人が弱音を吐くことがあれば その時はきっちり受け止めてやればいいというヒューズ。
エリシアもすっかりウィンリィに懐いている。こうみると 二人は姉妹みたいだ。
病室で苦手な牛乳が出てきたので不満をいっているエド。アルは飲まないと大きくなれないよと。
”いいよな アルは身体がでかくてさ”――――――――――。

アル 「ボクは好きでこんな身体になったんじゃない!!」 「本当に元の身体に戻れる保証は?」 「信じろって!!この空っぽの身体で何を信じろって言うんだ!!」 「錬成において人間は霊魂 精神 肉体の三つから成ると言うけど! 記憶も突き詰めればただの情報でしかない!!」 「ボクの魂と記憶は本当は全部でっちあげた偽物だったって事じゃないのかい?」
「アルフォンス・エルリックという人間が本当に存在したっていう証明はどうやって!?」
「皆でボクをだましているって事もあり得るじゃないか!!――――――」
机をたたくエド。”言いたい事はそれで全部か・・・・・” 悲しそうな顔でそういって病室から去っていく。
ウィンリィは二人の様子をみていた。スパナでアルを殴り すぐにエドを追いかけるようにいう。
エドが怖くていえなかったのは、”アルが自分のことを恨んでいるんじゃないか”ってこと。
あの日 機械鎧を始めて無くなった手足につなげる時。泣きながら 言った。
”自分の命を捨てる覚悟で偽物の弟を作るバカがどこの世界にいるのよ”
屋上にて急に アルを殴るエド。布を被せてアルを倒す。初めて喧嘩で勝った。
昔からアルに喧嘩で勝てなかったエド。二人で昔 競っていたことを思い出す。
この記憶が全て 嘘だというのかよ。もっともっと強くなって身体を元に戻す。
病室にいるメンバーにウロボロスの刺青をして二人のことと賢者の石の錬成陣をみせる。

情報が少ない。病室に入ってきたのは キング・ブラッドレイ大総統。
軍をの最高責任者がなぜここに来たのか。エドたちにそのことを他の者に口外するなと命令する。
軍内部の人間を全て敵だと思えといって去っていく。エドたちとウィンリィは中央をでる。
ヒューズは資料を読んでいて 何かに気付いた。すぐに少佐と大総統に連絡をとろうとするが。

部屋に現れたのはラストだった。忍ばせていたナイフを彼女の頭に刺しその隙に逃げる。
所内の通信を使わずに外にでてマスタングに連絡をとろうとする。
が 受話器を持っている彼の後ろにはロス少尉が。違う 彼女は左目の下にホクロがある。
エンヴィーだ。エンヴィーはホクロをつくってみせる。

そして ヒューズの反撃を阻止すべく彼の妻 グレイシアに変装する。
ヒューズがはいった棺桶は地面に埋められていく。
エリシアはどうして父親を埋めるのか理解できていない。
マスタング 「―――――――いかん 雨が降って来たな」
リザ 「雨なんて降って・・・・・・・・・・・・」
マスタング 「いや 雨だよ」 彼の復讐が始める。
ヒューズは何故 所内の通信を使わずに外に出たのか。アレックスを呼ぶ。
彼は何も伝えることはできないという。大尉の命令に従うことができないということは、
マスタング以上の圧力がかかっている。マルタングは上層部に喰らいつく。
スカーは貧民街で目を覚ます。ここには生き残ったイシュヴァールの民がいた。
皆 ひっそりと元気に暮らしている。スカーは自身の右腕を確認する。

その右腕は家族から貰ったもので、錬成陣は刻まれている。