鋼の錬金術師-03 | 鷲

私の読書の感想

生まれ故郷に到着した3人。出迎えてくれたのは老婆”ピナコ”と
エドとアルの幼馴染 ””ウィンリィ・ロックベル”。彼女が専属の整備士だ。

ウィンリィの両親は医者で、イシュヴァールの戦地に赴き死んだ。ピナコは彼女の祖母で
エルリック兄弟の父親の酒飲み仲間だった。その父親は二人の母親が死んだときも姿を現さず。
いま どこで何をしているのか。生きているのかもわからない。エドはそんな父親のことが大嫌いだ。
エドは国家資格をとった時に自分の家を焼き払った。二人に帰る家はないと心に刻み。
このウィンリィの家が二人の帰る場所になっている。そのことに感謝しているけど決して口にしないエド。
泣ける身体があるのに決して涙をみせない。アルの鎧の内側にはエドの血印がある。
その印を消されたら、アルの魂を繋ぎ留めることができなくなる。
用事は済んだので 早く中央の図書館にあるマルコの資料の下へいかなくてはならない。

翌朝 3人を見送ったウィンリィだが、機械鎧のパーツを一つ つけ忘れていたみたい。
中央についたエドだが、図書館は何者かによって焼かれていた。資料も全て焼却している。
地下水道を歩いている十字傷の男”スカー”。スカーの下に現れるグラトニー。

敵にとってスカーの存在は厄介らしい。資料が焼却されてしまったが、本を管理している
シェスカという女性は本の虫で、読んだ本の内容を一字一句間違うことなく憶えているという。
数日後 彼女はマルコの資料の複写を持ってきた。それも凄い量で、細かく暗号化されている。
暗号の解読に10日以上かかった。
途中 シェスカは人手が足りないといっているヒューズ中佐に軍法会議所に連れていかれる。
解けた 暗号を解いてしまった。マルコの資料に書かれていたのは賢者の石の材料。
それは生きた人間だった。
しかも一個 石を精製するのに複数人の人間が必要とされる。これを軍が行っていたとすれば。
二人の護衛をしている女性のロス少尉と男性 ブロッシュ軍曹。二人にはこのことを内緒にしてもらう。
マスタングはスカーとグラトニーの戦闘によって破壊された建物に来ていた。
スカーの上着が落ちている。それも出血がひどいみたいだ。部下に瓦礫の撤去を命令する。
そんな彼らをみているグラトニーとラスト。ラストは中央にいる”お父様”に報告にいくという。
エルリック兄弟は落ち込んでいた。ようやく掴めたと思ったら蹴落とされる。
ロス少尉たちは暑苦しいアレックスに責めれられ、秘密を明かしてしまう。
アレックスは鍵のかかった扉を破壊して中に侵入していくる。話しは聞いたぞと。
真実の奥の更なる真実。それは石を精製するのに生贄の確保。
”第五研究所”。その研究所の近くには刑務所があり、罪人を石の精製につかっていたとすると。
さっそく兄弟は夜 第五研究所に潜入する。アルは鎧が大きいので中には侵入することはできず。
エドは一人 小さな穴から侵入。ひらけた場所 床には錬成陣が描かれていて円の中央に置物がある。
外で待機していたアルはナンバー66という鎧を身に纏った男と戦っていた。

その男の名は”バリーザ・チョッパー”。肉きり包丁で人を殺して回っていた男だ。
鎧の中は空洞。アルと同じで魂を錬成して鎧に定着させている。
エドはナンバー48 ”スライサー”という殺人鬼と戦っているが、こちらも鎧。

内側に血印がある。アルはチョッパーの言葉に惑わされていた。
その鎧に定着させている魂は本当にアルフォンス・エルリックなのか?
エドによって人格も記憶も人工的に造られた物だったら?アルフォンスが存在していた証拠は?
魂なんて目にみえないものをどうやって信じるのか。チョッパーの証明は人を殺すこと。
昔みたいに人を殺すことで自分だと証明する。
エドの目の前にいるスライサーは兄弟の魂を鎧に定着させている。
血印がふたつあるのだ。エドは両の手を合わせたあと、右腕をスライサーの胴体にあてる。
スカーのやったように鎧を破壊する。出血がひどい。
賢者の石を精製 この場所を守れと命令した人物の名前を言おうとしたが、ラストの爪で貫かれる。

ラストとエンヴィーが目の前に現れた。