負ける要因の99%は自滅だ。
自滅した経緯を分析してみると、そこに共通した原因がある。
1つ目は、情にほだされることだ。
情があるために、正しくない相手を見捨てられないため自滅する。
2つ目は、目先の利益に惑わされること。
人間は利益によって動く生き物だというのは事実だ。
しかし、つい目先の利益に釣られて、あとでしまったと思うことが珍しくない。
そうならないためには、冷静な判断と大局観を必要とする。
3つ目は、でたらめな振る舞いに及ぶことだ。
道理に反すること、独りよがりなこと、常識外れなことをしないことだ。
人を踏みつけにしたり、人の道にはずれるようなことをしていたのでは、たちまち周りの信頼を失ってしまう。
そうならないためには、自分を律することが必要とされる。
4つ目は、怪しげなものにのめり込むこと。
加持祈祷、霊媒、占いなどには近寄らないことだ。
人間が決断する時は、いつの時代でも孤独である。
そういうなかで、自分の命運を決するような決断を下さなければならない。
中にはそういう厳しさに耐えかねて、こういう怪しげなものに頼る人が出てきたとしても、無理はない。
問題なのは、全面的に依存することである。
これでは、人間としての責任を放棄するに等しい。
どんなに辛くても苦しくても、決断は自分の責任において下さなければならない。
5つ目は、欲に目がくらむことだ。
人の道に外れるようなことまでして欲望を遂げることである。
欲望を頭から否定することはできない。
これがあることによって、社会に活力が生まれ、人間も進歩してきたのである。
しかし、その反面、欲望のままに突っ走って自滅した人々も、数多くいたことは認めざるをえない。
問題は、どうコントロールするかである。
6つ目は、快楽に溺れること。
金、酒、女、ギャンブルに溺れると、本筋の仕事がおろそかになって、身の破滅を招いてしまう。
7つ目は、周りの意見に耳を貸さないこと。
諫言に耳を傾ける。
過ちを犯しながら友人や周りの意見に耳を貸さず、あくまでも意地を通そうとすれば、せっかくの名声を失い、世間の物笑いになる。
人間であるからには、誰でも過ちを犯す。
問題は、それにどう対処するかだ。
最も困るのは、過ちを犯しても、それに気づかない。
気づいても、改めようとしない。
これでは過ちに過ちを重ねることになる。
8つ目は、自分の力をわきまえないこと。
自分の力をわきまえず、他人の力をあてにすれば、他力本願になってしまう。
結局、頼りになるのは自分以外にいないのだ。
9つ目は、無力なくせに無礼を働くこと。
自分の分をわきまえて礼を尽くす。
調子に乗って、人を人とも思わない振る舞いに及べば、往々にして相手の怨みを買う。
怨みを買えば、いつかどこかで仕返しをされる。