相手に憎まれる、恨まれることは絶対に避けろ。
別に嫌われても全然問題ない。
しかし、何がなんでも相手に憎まれることは回避しろ。
人の負の感情はとてつもなく強い。
相手を徹底的に痛めつけることは、憎しみや恨みしか生まれない。
人はやられた仕打ちは絶対に忘れない。
人はネガティブなことの方が強く記憶に残っている。
憎しみや恨みは復讐を生み出す最大の原因だ。
人に怖れられる、人に嫌われるのと憎まれる、恨まれるのとは全く違う。
人に嫌われる、人に怖れられてはいいが、憎まれる、恨まれることをしては絶対にダメだ。
人間にとっての最大の悪徳は、憎しみを買うことと軽蔑されることである。
人に嫌われたり、怖れられたりすることは全然問題ないが、憎まれることは避けないといけない。
この悪徳さえ避けることができれば、他に悪評が立とうと、なんら怖れる必要はなくなる。
憎悪は古今東西、人間に共通してわかることだが、自分自身のもちものと名誉さえ奪われなければ、意外と不満なく生きてきたのである。
憎まれないことは簡単だ。
相手を馬鹿にして、名誉やプライドを傷つけたりしない。
相手のプライベートに立ち入らない。
相手の人生に口出ししたり、干渉しない。
相手の持ち物を奪わない。
それだけでいい。
一方、軽蔑は、気がコロコロ変わりやすく、軽薄で、小心者で、決断力に欠けるようだと軽蔑されるようになる。
だから、憎まれることと軽蔑されることは絶対に避けないといけない。
そして、自分の行うことが、偉大であり、勇敢であり、真剣で確固とした意志に基づいていると見えるよう、努めねばならないのだ。