お宝いっぱいの南米最小国スリナムに行って珍獣を発見しよう! | 海外(アジア)の豆知識 & ちょいとした話 〜 jintottyのブログ

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各国サッカーのレベルは年々縮小していますが、そんなサッカー界に新たな風を吹き込む強豪が誕生するかもしれません⚽️
 

それは南米のスリナム!

スリナム共和国は南米北部に位置する”ギアナ3国”の1つで、1975年1月25日、オランダから独立した人口50万人ほどの小さな国です。不遇な植民地時代を経て独立したものの、クーデターで軍が実権を握りました。治安は比較的安定しています。

 

 

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経済的に貧しく国内リーグはアマチュアのみで、大きな大会への出場経験は一度もありませんが、クラレンス・セードルフ、エドガー・ダーヴィッツ、フランク・ライカールト、パトリック・クライファートなどの出身国で、1990年代のアヤックスが彼らスリナム系を中心として欧州を席巻したことはサッカーファンであればご存知のことでしょう⚽️

要は、オランダ代表の黒人選手の多くがスリナム出身ということです✋

 

 

これまではスリナム政府が2重国籍を認めてこなかったため代表チームは弱小で、有望選手は皆オランダ代表を選択してきました。

しかし今後は2重国籍が認められ、代表チームが強化されていくことでしょう!セードルフ、ダーヴィッツらが活躍していた時代に比べるとやや小粒になった感のあるスリナム系の勢力ですが、もし彼らがスリナム代表に参加することになれば、世界サッカーの勢力図は変わっていくことになるかもしれません。

 

楽しみですね~☺️

 

 

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【スリナムと言えば】

 

① 元K1王者のアーネスト・ホースト

我々は彼のことをオランダ人と認識していましたが実はスリナム系で、常にスリナム国旗を刺繍したパンツを履いていました!

郷土愛が強いのです!

 

 

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② ヨーロッパ以外で唯一オランダ語を話す国

 

③ 99%が日本の中古車
 
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④ 首都はパラマリボ
 
 
⑤ 南米の鳥取と島根と言われ、国土面積は北海道の倍くらい
 
 
 
⑥ 人口の40%はインド人で多民族国家。バラエティーに富んだ人種構成ゆえ、独特な文化・雰囲気を持つ。
 
 
⑦ 国土の90%が熱帯雨林。世界一。
 
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⑧ 国旗は赤と緑をベースに白のラインと黄色い星で、どことなくクリスマスっぽい
 
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【天然資源を求める中国】

スリナムにはボーキサイト(岩石)が豊富で 、それを狙って中国が積極的に進出してきています。

さらに一般の企業だけでなく、多くのレストランやカジノが中国人によって開業され...スーパーの90%は中国人が経営しています!スリナムに住む中国人は現在、総人口の約10%にのぼるといいます。

 

 

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天然資源が豊富なスリナムに対する積極的な中国の進出は、アフリカ諸国への進出同様、現地の国民にはあまり良く思われていないようです。

 

なぜならば、中国人が雇用を奪い中国人だけが金持ちになってしまっているから。実際、首都パラマリボでは、中国人を狙った暴行事件が増えており、商店のなかにはレジを鉄格子で囲う店も現れているとか。

 

しかし、2010年にオランダによる旧植民地支援プログラムが打ち切られたため、スリナムにとって中国は大切な国でもあるのです。

中国からの支出の1つは軍事援助❗️

 

今のところ、中国がスリナムにどの程度の関心を寄せているかは不明ですが、他国よりも先に中国が介入していっていることは間違いないようです。

一方で欧米諸国は倫理的問題として、スリナムが新たなリビアになることを懸念しています。中国はリビアに対して、独裁政権として距離を置きた他国と異なり、石油などの利権を得るために乗り出しています。中国の無神経な略奪行為は、最終的にスリナムの人々の地位と善意を犠牲にしてしまうのかもしれません。

 

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ボーターセ大統領】

彼の経歴は異例中の異例で、まず高校を卒業していません。そんな彼は1980年、陸軍曹長だった時にクーデターを起こし、のし上がりました。

1982年には、ボーターセ大統領の独裁を批判した15人の若者たちを拷問の後射殺!この事件を受けて、スリナムと西側諸国、特にオランダとの関係は悪化しました。

 

彼はこのような殺人のほかに、コカイン密売も行い有罪判決を受けていますが...

2010年の選挙に勝利したため訴追免除されているとか...

 

納得できませんねー

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アンソニー・ネスティ】

かつて有色人種はスポーツ界から閉め出されており、陸上競技を除いては世界のトップに立つことが出来ませんでした。

ところが1988年ソウルオリンピックの競泳競技でのこと。男子100mバタフライでの下馬評は、マット・ビオンディ[アメリカ]かミハエル・グロス[西ドイツ]か...2人のどちらが金メダルを取るのかに世界の注目が集まっていました。
 
 
 
ところが、一番最初にフィニッシュのタッチをしたのはビオンディでもグロスでもなく...Anthony Nestyだったのです。
 
これはスリナムが取った初めての金メダルというだけでなく、黒人選手としても初めての金メダルだったのです!
(その後3年間無敗)
 
 
 
ネスティは、その後出てくる黒人スイマーたちの先駆的な存在として、今でもヒーローであり続けるのです。
 
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【熱帯雨林の新種】
 
スリナムの熱帯雨林では多くの新種生物が発見されています。ある博士は、「これほどまでに美しく、手つかずの森林を見たことがありません」と述べています。

 

そんなスリナムで私はこれを見たい!

プラント・ホッパー

 

 

この造形美...美しすぎます!
何とか星人みたいですね。

なんたるビジュアル!

 

左側が顔かと思いきや、右側が顔でしょうか。サイズは相当小さいんでしょうね。

あ~~~

現地に行ってこれ見たいなぁ~~~

 

何でも、スリナムは国土の80%がジャングルで未開拓なので、ちょっと行けば必ず新種を発見する...と言われているほどのお宝発掘地帯なんです✋

 
 

マリア・ジビーラ・メーリアンという女性が書いた「Insects of Surinam」という本(原書は2,500万円以上の値が付く貴重なもの)、機会があったら見てみてください。

ちなみにマリアさんは300年程前の人で、今はなき500ドイツマルク紙幣の肖像になっていたような有名人です。

 

彼女は50歳を過ぎてスリナムに移住し2年間。マラリアに罹るまで研究を続けたかなりのマニアなのです。

私はそこまでの生態マニアではありませんが、1ヶ月間くらい、新種発見のジャングル生活をしてみたいな~という願望があります☺️

ここで一つミニ怪獣を発見し、自分の名前をつけてみたいものです。

 

 

世界の小さな国~南北アメリカ~ スリナム/ドミニカ/バハマ/ベリース [DVD]/日本コロムビア