どうやら会うために飛行機にやら新幹線に乗らなくても良くなるかもしれなくて。
見送る側だった4年間と、見送られる側だった4年間。
最寄り駅で、改札の奥へ向かう背中を何度も見送ってきた。
少し前に一緒に歩いた道を1人きりで歩かなきゃいけなかった。
ひとりで置いていかれてしまうのが嫌だった。
遠くに行ってしまう現実が目の前にくると、苦しくなって上手く笑えなかった。
気軽に会える距離じゃなくなると決まってからはきっと余計にそうだった。
保安検査場の直前で、確かに触れた手はどこにもなくなって。
何度も後ろを振り返っては鼻をすすって手を振った。
楽しみに向かった道を通って、元いた1人の場所へ戻らなきゃいけなかった。
自分の望む居場所を離れて、ひとりで帰るのが嫌だった。
ようやく日々を耐えて、その時間を待って会えたのに。
すぐに別れの時はやってくるし、次に会えるのは、触れられるのはまた数か月後。
これからなんのために頑張ればいいんだろう。
数か月先の未来のためになんて頑張れなくて、すぐにご褒美が欲しかった。
ずっとそばにあった温もりが、もうそこにないのが苦しかった。
離れる時間なんてずっと来なければいいと思ってた。
何かあっても、すぐには向かえないし直接力になれないのが悔しかった。
毎日のように顔を合わせることのできる人達が、羨ましくて恨めしかった。
1時間半が、6時間になって。
今度は2時間弱ぐらいになるらしい。
寂しくて悲しくて、この日々が報われないまま離れ離れになるんじゃないかって思ってた自分へ。
お互いの大切は関係が変わろうとそのままだったし、ふたりで旅行から帰ってこれる未来があるかもしれないよ。