以前にも確か書いたが、専制政治と精神分析とカルト教団に共通する「超=コード化」は、主に4つの批判〈される概念〉で成り立っている。それは、


1.アイデンティティ

2.オイディプス

3.ルサンチマン

4.ファシズム


である。しかし、資本主義社会からそれらが消えたかというと、そうではない。相変わらず、同一性のファシズムは蔓延っている。


一方で、カルト教団のファシズムを非難・批判する共産党や共産主義者が、〈自らの対峙するイデオロギーを批判したところで〉正義の使徒なのかと言われたら、僕はそれは寧ろ「逆である。」と言わざるを得ない。


僕は、共産党と違い右の権力への批判は弱いと思われるかも知れないが、左の権力批判以上に右の権力批判もしている。但し、権力批判をしても実権がないから弱くみえるだけである。


40年前に突如、アカデミズムのヒーローとなった浅田彰氏、柄谷行人氏しか仲間がいないのかと思うほど孤立している。頼りにしてきた、即ち理論的支柱となったフランス🇫🇷人は殆ど鬼籍に入ったのだからそれは仕方のないことなのかも知れないが、もう少しお仲間がいても良いではないか?