あっという間に5月も半ばだ。今年も優駿牝馬〈オークス〉の季節である。


放馬したリーゼングロスやダイアナソロン、シャダイカグラ、アグネスフローラ、シスタートウショウとかつては桜花賞馬は優駿牝馬〈オークス〉で2着に敗れて二冠達成ならず〈しかし、連対は確保〉というパターンが多く、二冠達成はメジロラモーヌとマックスビューティとベガに過ぎなかった。


21世紀になり、スティルインラブ、ブエナビスタ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクト、スターズオンアース、リバティアイランドと二冠以上の牝馬は増えた。〈他にいたら、ごめんなさいm(_ _;)m〉


近年で優駿牝馬を落とした牝馬は距離に限界のあるクロフネ産駒のソダシのみであり、藤澤和雄厩舎のグランアレグリアは優駿牝馬には見向きもしなかった。今年の桜花賞馬は先週のヴィクトリアマイルを制したテンハッピーローズと同じエピファネイア産駒のステレンボッシュであり、彼の産駒にはデアリングタクトやエフフォーリアもいる。



今の複雑化した〈日本の〉サラブレッドの血統背景を僕は語る資格はないが、血統マニアも馬体マニアも調教マニアも、更には枠順マニアや、サイン・マニアも、

「単一のファクター」

で確実に結果を予想することが不可能なのは事実なのである。


サラブレッドのパフォーマンスを予測する競馬予想はそもそも人智を超えており、

『king of sports』

若しくは、

『sports of king』

呼ばれるのも当然といえば当然なのである。



2024年5月はベートーヴェンの『第九』の初演から200年の節目の月であり、某Facebookのサイトでは『過去の第九』の名盤を掘り起こすか『第九まつり』なるものをやっている。


https://youtu.be/x2k8nBKQkbA?si=QGTiRdRP0D1K0KHb


僕は『第九まつり』には参加できなかったので、マウリツィオ・ポリーニさんの逝去以来熱中している『ピアノ・ソナタ』の紹介ばかりやっている。


ベートーヴェンのソナタの秘密についてはまたの機会に書くことにしたい。