アーティストは美しくなければならない。とは必ずしも思わないが、例えば僕の愛聴するCDの演奏者たるスヴャトスラフ・リヒテルとムスティラフ・ロストロポーヴィチのふたりは中年以降の画像を見ると、唯のおじさん・おじいさんである。


しかしながら、プロゴルフで女子のトーナメントが男子のそれより隆盛を極めているのも美人が多いためであるし、僕の観た読響のコンサートでもチャイコフスキー第1番を弾いた松田華音さんや、ショパン第2番を弾いた秋山紗穂さんもこう言ってよければ、

『美人ピアニスト』

であると言えよう。


僕は下手の横好きで麻雀も打つが、麻雀も昭和から平成初期の頃と違い、華のある女子プロの需要は男子のそれを上回る。打牌の実力が同じくらいならば、頭のてっぺんから指先までもが綺麗な女子プロが好まれるのは、ある意味当然なのかも知れない。


だから、この前のメンデルスゾーンを弾いた彼女はたとえ日本国内ではそこそこ売れても国外で売れるのは厳しい、と言わざるを得ない。



松田華音〈1996〜〉
秋山紗穂〈1997〜〉


その一方で、ドヴォルザーク・チェロ協奏曲を弾いた鳥羽咲音さんの独奏チェロは美しく、顔立ちもとてもまだ18歳とは思えないほど大人びてしかも整っていた。僕はリファレンスにしているロストロポーヴィチとカラヤンのそれを聴いてから鳥羽咲音さんのチェロを聴いたが、映像が観られただけ、読響と鳥羽咲音さんの演奏が良く聴こえた。



鳥羽咲音〈2005〜〉

スラヴァことムスティラフ・ロストロポーヴィチのチェロの音は独特で、僕には、
『丸太船のオールを漕いでいる』
かのような図太い音とヴァイオリンのように繊細な音が同居しているように聴こえ、他のチェリストとはテクニックは兎も角、一線を画している。

鳥羽咲音さんは、ドヴォルザークを弾くにあたって古今の名演を聴き捲ったそうだが、パブロ・カザルス=ジョージ・セル盤を始め、参照にする名演・名盤は幾つもあるが、スラヴァ=カラヤンも決して看過できない演奏であろう。


さて、間もなくジャパンカップ。今年も外国馬はハーツクライ産駒のコンティニュアスが回避してイレジン1頭のみとなった。その一方で日本馬もサウジ・ドバイ・香港・フランス・米国等に遠征して結果を残せるようになっており、地元で戦えばかつてのように優勝を外国馬🐴に攫われることもなくなった。


岡田牧雄さんが仰る通り、時季や一度に複数のGIを行う等、売り上げ至上主義からの改革は出来ると思う。