昨日のプライムニュース


「たとえば、憲法改正を語るのに、それを非常に分かりやすい善人と悪人の二項対立にするのは止めていただきたい。

これ結構、いつもこう歩いていたりするときも思うのですけれども、これだけ核のきな臭い話をするのも、そういったことをすべきではないという反対の人も、実は目指していることは一緒なんですよ。
要するに、できるだけ日本人の方、或いは世界の方がひとりでも亡くならないようにしたいんですね。
唯、そのための手段を巡って、全く違うことに依って対立しているっていうこの基本的なところを言わないで、相手は完全な悪人であるという風に議論をしがちなんですよ。日本人は。」      
 
と先崎彰容教授は仰っていた。

皆さん、相手を一方的に悪人にしたり、相手の考えを思い込みで決めつけたりしてはいないだろうか?

ご存じのように、僕はロシア音楽好きである。しかし、今はウラジミール・プーチン政権とは仲良くなれない。ロシア音楽を聴くのが悪い事のようにも思える。今週末も、来月もコンサートでピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの曲を聴いてくる。それは悪い事なのだろうか? でも、こんなときだからこそ、ソビエト連邦当局に目を付けられていたドミトリー・ショスタコーヴィチやムスティスラフ・ロストロポーヴィチの気持ちが少しだけ分かった〈ような気がする〉。

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僕は今もロシア音楽を日常的に聴いているが、ロシア連邦政府に利益が出るかどうかは最早考えなくなった。

しかも今年は、前から言っているようにラフマニノフ生誕150周年のアニヴァーサリーである。ラフマニノフ自作自演のディスク始め、貴重なレガシー〈遺産〉はロシア発の物中心に大量に遺されている。

パガニーニの主題による狂詩曲