マーケティング領域を専門とする小生にとって、ためになる本というのは数多くあるが、この二冊は特別、興味深いものだ。

一冊目は
「世界の経営学者は いま何を 考えているのか」
入山章栄著、英治出版
 世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア/入山 章栄

¥1,995
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ショックだったことは、ドラッカーなんて誰も読まない!?とか、アメリカの経営学者たちがどんなことを研究しているかが、とてもわかりやすい文章で説明している。

とても勉強になった。ビジネスや経営について少々勉強している人なら、さらさらと読めて必ずためになると思う。

もう一冊は
「統計学が最強の学問である」
西内啓著、ダイヤモンド社
統計学が最強の学問である/西内 啓

¥1,680
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小生の仕事ではマーケティングデータを基に科学的アプローチを図って戦略立案を進めるので、統計学については一般論として押さえているつもりだが、統計学の専門家ではない。

この著者は統計学の専門家の立場で、その中でも色分けがあることや目的に応じた使い方なども論じており、非常に役に立つ読み解き本である。

私が監修した、マイケル・ポーター「競争の戦略」の読み解き本は、これはこれで明快な経営学の本であり、アメリカの現役経営学者のエッセンスを学べる本だ。
なるほど!「ポーターの競争戦略」がイチからわかる本/現代ビジネス兵法研究会

¥1,470
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ビジネスをより研ぎ澄まそうとするあなた。
これもぜひ一冊、書棚にどうぞ