世の中情報が多すぎる。

メディアも印刷物なら保存性があり、電波なら一過性のものという位置づけから保存ができるようになり、さらにはIT技術の進展でネット上に保存される情報もビッグバンさながら爆発的に溢れ、いい加減な情報も不必要な情報も惑わすような情報なども、玉石混交で溢れており、しかも拡大するばかり。

アマゾンや楽天のメール配信は常に販売履歴から関心ありそうな商品・サービスの情報が送信される。ありがたいのか、余計なお世話なのか判断する間も与えられずに配信され、つい買ってしまう自分がいる。我が家に、本・CDは私の寝るスペースだけ残して部屋一杯になりつつある。
自分が触れる情報も情報洪水の中でおぼれそうだ。

周囲を見渡せば、例えば電車の中ではモバイルに触れている人が、7~8割。悪いとは言わんが、何をやっているかとチラッと覗けば、約半数の人々はゲームに集中。がっかりだ。

これから日本の将来を潰すのか健全に生きながらえる国になれるのかといった現実の社会の難しい選挙を前にして、大方の人はホビーに逃げ込んでいるように映る。

ある人の話ではアメリカの洗脳政策には「3S」を進めたと言う。スポーツ、スクリーン(映画・テレビ)、セックスという話だ。
話の真偽は別として、確かに日本人をダメにしたものばかり。

マスメディアも課題解決が困難な情報を隠蔽する傾向もあり、品のない芸人たちのくだらん馬鹿話を毎日毎日垂れ流し続ける。優秀な資質を持つ人もスポーツ界、音楽会、芸能界、ゲームなどホビー系に情熱が向けば、この国を牛耳る支配者たちにとっては、刃向う者も減る好都合なシステムが創造しやすい。

「一億総白痴化」が本当に実現できているから恐ろしい。

さてと、12月は溜め込んだ目の前に溢れている情報をストックするのか、捨てるのか、いかに取り扱うかが悩ましい時期だ。

情報洪水に惑わされず自己管理するための方策として、私の考えは3点。

1.しっかり自分の進む道、必要な情報・人を見据える。

2.世の中の流れを受け入れ、その情報に触れた際に瞬時に取捨選択する。

3.捨てる努力を払う。
断捨離とか、1年を超えて使わなかった情報は捨てる、または一カ月置いた情報の99%は不要という考えで、潔く捨てる。

という考えが適当だろう。

とは言え、即実行できない自分にジレンマを感じつつ、すでに初老を迎えている。