毎年、お盆は初盆参り、お寺での法要、親戚の集まりなどで、時間の余裕が全くない。


でも、訪問したお宅ですごく、いいお話が聞けることも多い。


訪問先の方とゆっくりした会話の中に、過去を振り返る話は実にためになる話が聞けて感服した。


99歳の親戚の方の話は重かった。なにせ、明治45年生まれの百姓家の女性。


現在84歳の母が、戦時中に嫁いできた時から、お世話になったその方との親戚づきあいの中の昔話など、二人の話に花が咲く。


農機具も十分でなかった頃、夜も明けぬうちから竈でご飯を炊き・・・

一日中、農作業と家事に追われる日々・・・


大正期から昭和の戦争と、戦後、物のない時代・・・


激動の時代を生き抜いて来られた、その方がしみじみと・・・

「長い人生でした」


「今が一番幸せです」と。




自分の心の奥で熱いものを感じた。