昨日、四方山談義道場という異業種交流会に参加。参加者30数名で、まあ、盛り上がったこと!

幹事のTさん、ありがとうございました。


そこでの自己紹介かたがたチラッと申し上げたこと。

九州の課題について。


先週の中部マーケティング協会の九州視察中に担当した小生の講演の中でも、似たコメントを話した。


バブルが弾けて直後からの九州経済を引っ張ってきたのは、自動車と集積回路の寄与が大きい。

そこで九州は、カーアイランドとも、シリコンアイランドとも揶揄されるようになり、自動車産業のすそ野分野も期待されるという流れである。


そして90年代中盤から日本国内GDPと九州地域GDPの伸び率は、ほとんどシンクロして変動するようになった。これは、このたびのリーマンショックの影響においても同様の動きとなっている。


つまり国内大企業の輸出型産業が2000年代に盛り上がってきた流れでも、九州を代表してトヨタ、日産、ダイハツ、またキヤノンなど大きく貢献するのだが、特に北米の需要が厳しい局面になった時には、自動車、集積回路など輸出型は一気に冷えてしまう。一方で、中国をはじめアジアの方が期待できるという流れである。


九州がこれから道州制一番乗りを果たすならば、世界経済をけん引する分野というよりも、内需プラスアルファー型である、食を核に据えた農業、水産業に注力すべきだと考える。九州は美味しいものがたくさんある。旨い焼酎のメッカでもある。


食の分野にもっと磨きを掛けることを提言したい。


それに、温泉をはじめとする自然を生かした観光。

癒し系はもちろん、グリーンツーリズム、エコツーリズム・・・


経済は人口減少がはじまる日本だけでは先細りすることは確実。

そして、九州のアドバンテージはアジアとのロケーション上の優位点であり、これを活用しない手はない。


よそ者に対しても九州人の親近感や、おもてなしの心は、日本でも別格だと思っている。


これらの分野が相互に刺激し合ってクォリティが高まることによってブランド価値も高まり、近隣のアジアへも産品の輸出拡大が期待できる。


未来を見据えて内需の開発に注力し、これらの産業を鍛え込んでいくことが進めば、


我らが九州も未来は明るい!


皆さん、明るい未来に向かって、頑張りましょー!!