新聞記事に出ていたことで…


元大蔵省の高級官僚、現在大学教授の講演内容の記事を見て思った。


記事には・・・(一部抜粋)


「21世紀は環境、安全、健康がキーワード」

「日本の製造業は大きな構造変化を求められるだろう」

・・・など講演の一部を紹介。


何か疑わしい。・・・というのは記事の問題。


こんな高名な方が、このくらいの誰でも言えるような話をする?


それを記事にする、またその見出しに使うほどのこと(?)。

記者の咀嚼力の問題か?


はたまた、本当にこんなことを主テーマにして講演料をもらっているなら、この新聞社もずいぶん舐められたもんだ。


こんな話なら、多少の経済動向や社会変化を理解している者なら、誰だってしゃべれる。


一方で・・・

小生は先週、ある会合で九州大学のS教授の話を伺った。


S先生曰く・・・(主な趣旨)


環境や農業に注目が集まっているが、それでは経済の支えになるのは無理だろう。


もっと生活密着の場面でのニーズや変化をつかむこと。

他が追随できないほどの確立したことに突き進むべき。


といったようなことをおっしゃっていた。


違った切り口で、納得できる説である。


この先生の説がどうかということではなく、前掲のような、誰もがしゃべれるような内容ではなく、ユニークな切り口の一説でもって記事となるべきだ。


こういう記事には、ご本人が言ったことがありのままの事実か、どうか疑う目が必要だ。


記事をご本人に見せると・・・多分・・・


こうは言った部分もあるが、本当に私が言いたかったことは、これではなくて・・・


と、校正されるに違いない、ということを期待したいが・・・


そのとおりならば、情けない・・・


(新聞社側か、講師のどちらかか、またはどちらもか?判定できるのは聴講者のみだ)


読者も聴講者も、なめられてはいけない!


所詮マスコミ、されどマスコミ。


ジャーナリストの皆さんも、頑張っていただきたい!